Ken Uchikura Newsletter Vol. 32
7月
13日
NHK World TV のスペシャルを見ました。どういう番組かという話は書きませんが、考えさせられるものがありました。コインを投げ上げて、落ちたコインは必ず表か裏が上を向くと考えるのが常識です。だから誰かがコインは裏じゃないと言ったら、表側が上を向いていると考えます。何でもそうですが、2択の場合、自分の思った結果が出なかったら、反対の方が良かったと思うものです。
だから一所懸命に今の状況を打破するために反対側に行こうとします。でも反対側が今よりも良いという保証はどこにもありません。今の自分の状況が悪い、だから違うところに行けば良くなると誰でも考えます。私は今までに何度も決断をしましたが、今考えるとその決断が良くなかったと思うことも少なくありません。
今までしてきた決断の結果が良くないと、別の決断をした方が良かったと思います。でも別の決断をしたら今よりも良かったのだろうか。そんなことを考えても何の意味もありません。自分がした決断はすでに実行されているので、それを悔やんだり悩んだりするのではなく、どうやってポジティブにするかが大切なのです。
自分が決めたことを正当化する必要はありません。コインを投げて表か裏を言ったとき、結果はそれほど大切ではありません。コインが落ちる前に、自分でどちらかを言えたこと、決断できたことが大切なのではないでしょうか。
追記:今年の7月7日で Pacific Software Publishing, Inc.は 32歳になりました。いろいろ有りました。これからも色々あるでしょう。宜しくお願いします。