「ただいま」の本当の意味
1月
22日
先日も「ただいま」について書きましたが、さらに考えて書いてみました。
毎日、毎日、帰宅時に発している言葉。
この言葉、奥が深いということに気づいてしまったんです!
家に帰ったときに言う言葉なので、単なる「今帰ったよ」という事実を伝えるためだけのものと思っていました。
辞書で調べても認識は合っていますね。
ただ‐いま【只今/唯今】
【1】[名]
1 今この時。現在。「—の時刻は午前九時です」「—用意しています」
2 ごく近い過去。ほんの少し前。今しがた。「—の報告に異議がある」「—帰ってきたところです」
3 ごく近い未来。すぐ。じき。「—お持ちします」
【2】[感]帰宅のときのあいさつの語。「只今帰りました」の略。「『—』『お帰りなさい』」
(デジタル大辞泉より)
しかし視点を変えたら、違って見えてきました。
自分自身が、自分に意識を向けたとき、自分自身を大切にしようと思った瞬間に「ただいま」となるんじゃないでしょうか。
そう意識したときに、自分で自分に「ただいま」と言ってあげたい!
自己受容の原点は、「ただいま」なのかもしれません。
普段、慌ただしく生活していると、仕事だったり、家事だったり、誰かのための活動だったり・・・ 我を忘れて過ぎていく時間がたくさんあると思います。
過去を後悔せず、未来を不安視せず・・・「今」にフォーカスする。
つまりは「いまここ」。
この「いまここ」と同じ「ただいま」。
ただ、今。
自分自身を見つめている。自分に「大丈夫」と声をかけている状態。
毎日の「ふりかえり」も、自分に「ただいま」をしないと見えてきませんものね。
一人暮らしの方も、今日から自分自身に「ただいま」をしてみませんか?
家族と暮らしている方も、まずは自分に「ただいま」をした上で、家族に向けて「ただいま」を言ってもいいでしょう。
普段何気に使っている言葉からでも、新しい気付きは生まれるものですね。