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詩は元気です ☆ 齋藤純二

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スレッド
産声に魂をのせて
初めて死ぬひとの一員になる

未来に終わる約束
それでも孤独を背負いながら
心淵の旅を続ける

種の保存に感情が与えられ
悲しみに涙
怒りに食いしばり
不安にカラダを震わせて

時に何のためにと
手繰り寄せる温もりに優しさを求め

神様は青く語る
ひとは白く浮かびながら訊く

どうして私たちは
こんなに苦しいのですか

上手に生きるには
どうすればよいのでしょう

心は激しく動揺
白は青の道徳に救われて生きて行く

誕生の意味は最初から無かった
死滅の意味は最初から無かった
有ったのは迷い込んだ世界で白になる心象

ひとは白い真実にどこまでも手を広げ
透けて青になるように
#詩

ワオ!と言っているユーザー

家族の詩

スレッド
ファミリーレストラン
飲み放題のコーヒーで粘る

隣のテーブルには
ギャングを引き連れた賑やかな家族

私は懐かしく受け入れ
相変わらず詩を書こうとしている
しかし一向に文字は
列車のように連なって走らない

暴れ騒ぐ兄弟
叱りつける父親
なだめる母親

お子様ランチと定食が運ばれる
子どものハンバーグを細かく切る母親
いただきますも言わず唐揚げを頬張る父親

静かだ、とても静かだ
食べている家族は静かだ
食べることは生きること
生きることに夢中になっている

お腹が満たされてくると
お兄ちゃんが口の中を指差し

こっちはうごくけど
こっちはうごかないの

咀嚼する時の上顎が
動かないことをどうしてと訊いている

確かにそうだな
父親はぼそぼそと呟く
あらっ、ほんとうね
母親は子どもの感性に微笑む

家族はともに時間がながれている
一緒に暮らしていても
私のように離れて生きていても

ああ、家族の詩を書こう
#詩

ワオ!と言っているユーザー

終始の恋

スレッド
死ねない彼女が
余命三ヶ月の俺に言う
あんたは死ねていいじゃないかと

俺の悔しさの向こうにある
青く尖った夜空
彼女の苦しさの向こうにある
赤く鈍い朝焼け

今、生きている互いの歩幅
途轍もないものに潰されながら
ふたりはビニール傘の下

引き寄せる運命
歪な恋のキスは特別でもなく
俺の突起した恐怖と
彼女の窪んだ怒りが合わさるだけ
理由なんてないのさ

頬を叩いても罵声をあげても
俺たちは生きていて
どうして生きているのか
その答えはいつもわからなくて

俺は最期に言うだろう
なんか生きているよ、って
彼女を感じて微笑むよ

彼女は目を閉じた俺に言うだろう
勝手に死ぬんじゃないよ、って
そして、涙を流すだろう

俺はそんな彼女が好きなんだ
なんか生きているよ、今
ああ、まだ生きている
#詩

ワオ!と言っているユーザー

お前、本気かよ、それっ

スレッド
図書館にてある月刊詩誌を読む

詩人と名乗る人物があーだの、こーだの
詩について批評をしている
なんとか論まで出てきてしまい

正直さ
かっこ悪いんじゃないか
マジでさ、詩だけ書いてろっ、て

作品ありきだろ
詩っ、て

読者の想像をなくしてしまう話は
止めてくんないかな
まあ、ようは詰まらない批評で
そんなところで熱くなるんだったら
作品で表現してほしいねっ、てこと
ああ、エネルギーがもったいない

じゃあ、お前、読まなきゃいいだろ

そうなるだろ
でも、ほろっとくる批評もあるからさ
許して欲しいよ、そういうのは読みたいから

監督兼選手をやるには
センスとサラリ感がないと駄目だね
自信なかったら止めることだよ
まあ、それでも勘違い野郎は沢山いるからね
まず、自分が詩人だと勘違いしている

詩集を出版して批評して
詩について語れば詩人なんて
そんなもんか詩人っ、て

死ぬまでわからないだろ
自分が詩人かどうかなんて
とりあえず詩を書いてりゃいいのさ

まあ、誰しも詩人ともいえるんだけどな
その感覚、わかるだろっ
いちいち説明はしないよ、野暮になっちまうからさ

さあ、どんどん詩を書いてくださいな、頼みまっせ
#詩

ワオ!と言っているユーザー

どうしても宮沢賢治の童話が読めない

スレッド
僕は宮沢賢治の作品が気になっている。高校二年生の自分が宮沢賢治を批評なんてしたら、どれだけ文学オヤジ達に叩かれるかと思うと、スカイツリーから飛び降りる気持ちで語るに等しい。ちょい、大袈裟。。。だけど行っちゃうんだよな、いやいや言っちゃうんだよな、性格だから仕方ない。喉に詰まっているものは、吐き出すか飲み込まないと気が済まないから。

えっ、何が気になっているかだって? 気にならないでほとんどの読者が読めるんだと思うんだけど、僕はどうしても気になるんだよ。それは、文の語尾。偉そうに言ってしまうと宮沢賢治の詩に関して、そこはとてもダブりのない完璧でリズムのある語尾になっているんだけど。童話については徹底してそこをあえて拘っている感が否めないんだよね。だから僕は宮沢賢治の童話を読むと、語尾しか目に入ってこないから困ってしまう。ほとんど「〜た。」の語尾。小学生の作文のようだ。まあ、童話だからそうなんだよ、って頭にコツンとやられてしまいそうだけど。

こんな感じ。「〜た。」← をつけた。





『どんぐりと山猫』


 おかしなはがきが、ある土曜日の夕がた、一郎のうちにきました。←

   かねた一郎さま 九月十九日
   あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこです。
   あした、めんどなさいばんしますから、おいで
   んなさい。とびどぐもたないでくなさい。
                   山ねこ 拝

 こんなのです。字はまるでへたで、墨もがさがさして指につくくらいでした。←けれども一郎はうれしくてうれしくてたまりませんでした。←はがきをそっと学校のかばんにしまって、うちじゅうとんだりはねたりしました。←
 ね床にもぐってからも、山猫のにやあとした顔や、そのめんどうだという裁判のけしきなどを考えて、おそくまでねむりませんでした。←
 けれども、一郎が眼をさましたときは、もうすっかり明るくなっていました。←おもてにでてみると、まわりの山は、みんなたったいまできたばかりのようにうるうるもりあがって、まっ青なそらのしたにならんでいました。← 一郎はいそいでごはんをたべて、ひとり谷川に沿ったこみちを、かみの方へのぼって行きました。←
 すきとおった風がざあっと吹くと、栗の木はばらばらと実をおとしました。← 一郎は栗の木をみあげて、
「栗の木、栗の木、やまねこがここを通らなかったかい。」とききました。← 栗の木はちょっとしずかになって、
「やまねこなら、けさはやく、馬車でひがしの方へ飛んで行きましたよ。」
と答えました。←
「東ならぼくのいく方だねえ、おかしいな、とにかくもっといってみよう。栗の木ありがとう。」
 栗の木はだまってまた実をばらばらとおとしました。←
 一郎がすこし行きますと、そこはもう笛ふきの滝でした。←笛ふきの滝というのは、まっ白な岩の崖のなかほどに、小さな穴があいていて、そこから水が笛のように鳴って飛び出し、すぐ滝になって、ごうごう谷におちているのをいうのでした。←
 一郎は滝に向いて叫びました。←
「おいおい、笛ふき、やまねこがここを通らなかったかい。」
滝がぴーぴー答えました。←
「やまねこは、さっき、馬車で西の方へ飛んで行きましたよ。」
「おかしいな、西ならぼくのうちの方だ。けれども、まあも少し行ってみよう。ふえふき、ありがとう。」
 滝はまたもとのように笛を吹きつづけました。←
 一郎がまたすこし行きますと、一本のぶなの木のしたに、たくさんの白いきのこが、どってこどってこどってこと、変な楽隊をやっていました。←




ねえ、「〜た。」ばっかりでしょ。というか、「〜た。」しかない。これは、宮沢賢治が意図して徹底している表現方法なのだろう。だけど、僕みたいに宮沢賢治の書いた文章の語尾にしか興味が持てなくなってしまうと、作品自体が読めなくなってしまう。たまに「〜です。」みたいに、「た」で終わらない文字を見るとなんだかか嬉しくなってしまうのは、僕がおかしいのかなあ。このまま宮沢賢治の童話は一生、読むことができなくなってしまうのだろうか。

〜した。〜だった。〜した。〜た。
た。た。た。た。た。た。た。た。た。た。た。た。た。た。
た。た。た。た。た。た。た。た。た。た。た。た。た。た。た。た。た。た。


はあ、どうしても語尾しか読めない。これは狙いだったのだろうか。そんな訳はない。僕がおかしいのだ。まあ、いいや。そのうちこの厄介も消えると信じて。さて、宮沢賢治の詩を読むとするか。
#小説 #詩

ワオ!と言っているユーザー

潜在力

スレッド
俺たちは眩しさを知っている
そりゃ他人ごとじゃないぜ
持っているんだよ
ここに

転けたっていいじゃないか
笑われてムカつくなんてクダラネエ
さっさと立ち上がって探しに行かないと
自分に逃げられてしまうぜ

昨日じゃないんだよ
明日じゃないんだよ
今なんだよ

彼奴じゃないんだよ
此奴じゃないんだよ
俺なんだよ

チャンスなんて待っていたらダメさ
ガンガンに夢へ走って行くだけさ
あの手この手で
「そんなのありかよっ!」
潜在力はギラギラしているぜ

感違いな勢いでだって
ホンモノになることぐらい
俺たちは知っているんだよ

輝けない奴なんていやしない
塞ぎ込んだ自分なんてクソクラエ
誰が何を言おうが俺は俺なんだからさ

昨日じゃないんだよ
明日じゃないんだよ
今なんだよ

彼奴じゃないんだよ
此奴じゃないんだよ
俺なんだよ

捨てるなよ
絶対に捨てるなよ
俺は走ることしか頭にないぜ
だからお前もそうだろう
潜在力を持ってんだからさ

捨てるなよ
絶対に捨てるなよ
#詩

ワオ!と言っているユーザー

不色心(こころいろあらず)

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猫や犬は僕らよりカラフルだけど
種なんか知ったことではない
開放された平和は美しい
色にポリシーなんて
要らないんだ
#詩

ワオ!と言っているユーザー

咲かずにいられない

スレッド
学生時代に目標に向かい
悔しい気持ちや嬉しい気持ちになり
何か成し遂げたことはあっただろうか
文化祭で弾き語りをしたぐらいで
嫌なことに向うことはなるべく避け
受験も面倒で通信の大学で
最低限度の勉強をして卒業した
学業からはいつも逃げて

とくに大きな志もなく
働きながら歌を作ったり
詩を日記のように書いていれば
それで良かった

時間は五十歳を目の前に
空っぽの青春が悲しく泣き出した


お前は何かを死ぬ気で
成し遂げたことはあるのか
消極的な平和主義は最悪だぜ
暗澹者の生きる意味は
くだらねえの一言で収まっちまう

彼の世千日この世一日

ほらほらウズウズしているんだろう
お前は満たされて無いんだよ

ハチキレチマエヨ
コソコソとコノヨはクダラネエとかイッテル
ソンナジンセイはオマエラシクナイ


何だろう枯れて死にたいこの思いは
根底に眠っていた俺の種が
やっと咲き始めようとしている

見てみたい景色ができた
老いたことなどわからない程に
全身を広げ咲いている自分

まずは勉強だ
詩を読み辞書に赤線を引いて
狂ったように噛みついて行こう
#詩

ワオ!と言っているユーザー

車内の音

スレッド
起動して加速
ドアが閉まる
風を切る
吊り棚に荷物
レールの継ぎ目
空調から流れる空気
漏れる音楽
会話
咳払い
すれ違う電車
録音されたアナンス
新聞を折りたたむ
ブレーキで減速
ドアが開く
すみません降ります
さっさと出ろよ
#詩

ワオ!と言っているユーザー

無乃是詩

スレッド
どれ程の詩を書いたのなら
私は詩になるのだろう
吐き出す言葉
詩作の毎日
無我夢中
幸福
尽きる日
言葉を枯らした魂
私は詩になるのだろう
身体に感謝しながら書き終えて
#詩

ワオ!と言っているユーザー

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