赤ん坊は泣くのが仕事 蛇口から水が一滴 落ちてしまえば うぎゃ うぎゃ 眠いはずなのに とても感度のよいセンサー まだまだ遊びたいと働くのか 赤ん坊を布団へ静かにおろし 抜き足差し足忍び足 頼む 寝てくれ そう願いながら離れて行くわたし すべて思い通りにいかない子守り 親の成長を見ている赤ん坊 赤ん坊も十人十色 兄は敏感でも 弟のほうは鈍感というか動じない 食べるとすぐ寝る そして なかなか起きない 食う寝る遊ぶ そんな言葉があったけど 食う寝るㅤ食う寝るㅤクーねる おーい 起きないのか 遊んでくれよお父さんと ん〜ㅤ起きない でもㅤ寝顔を見ていると天使のよう なんて手のかからない子なんだ しばらく親を油断させていた子守 だけど歩き出すようになると 虎のように吠え出して 今朝のバス ぽよぽよと可愛い赤ん坊を抱っこして 若いお父さん 出勤前の保育園への送りなのか 懐かしさが入りまじり 赤ん坊に思わず微笑み返し 子育て 大変だけど 社会を成長させてくれる子どもは いつの時代も宝もの 頑張れ 子育てㅤ父ちゃん!ㅤ母ちゃん!