菊月亭(きくげつてい)の前には涵翆池(かんすいち)という池があって、各所から集められた珍しい石を配置した瑶島(ようとう)という島が配置されています。その北側には鳳尾烏(土へんに烏)(ほうびう)というソテツの小山があります。このソテツはおよそ300年前薩摩藩島津家から贈られたもので、現在は県の天然記念物に指定されています。 この西を廻って旧日暮亭に行くと西湖から流れる川の向こう岸の山から滝を観ることが出来ます。ライトの浮かぶ桶樋滝(おけどいのたき)と呼ばれる繊細な滝ですが、実はこの滝は人口滝です。山の山中に置いた桶に水を人力で汲み上げて、藩主が通る時に樋を使って流していたそうです。滝の名前もそこから来ています。 西湖を少しだけ望んで再び公園中心部へと道を右に曲がると日暮亭と呼ばれる茶室に出ます。ここの紅葉も見事です。 日暮亭を抜けると、初めに歩いた順路を元に引き返す事になり、北湖に出ます。 赤く塗られた橋の上では子供たちが鯉に餌を与えていたので、便乗して鯉を撮影しました。その先は「箱松」と呼ばれる箱の形の様な松林の中を通ります。複雑な松の枝がライトアップされて趣のある枝ぶりを見ることが出来ます。 南湖に続く大きさの北湖にも2つの島が浮かび、まさに箱庭の風景を見る様です。
投稿日 2015-11-26 09:40
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2015-11-27 07:57
ワオ!と言っているユーザー