50年程前のレンズで瀬戸の海岸線を撮る

1月

29日

高松東港付近で撮影。CanonFL55mm f1.2開放値で撮影
PLフィルタを入れていますがシャッター1/4000 1絞り以上オーバーです。

同上で絞りはf5.6まで絞り込みました。露出適正値です。

以下全てCanon FL55mm f1.2の作例です。カラーが微妙に偏っています。

男木島です。絞りはf5.6

屋島の先端と奥に大島が見えています。絞りは開放f1.2です。

逆光です。軟調さが良いです。

屋島の北嶺です。絞り込むと解像度は有ります。

同上です。屋島ドライブウエイが見えます。

画角は中望遠110mmになりますのでポートレートには良いと思います。

1960年代CanonFT時代のレンズFLシリーズの55mm f1.2と50mm f1.8を持って高松と坂出の海岸線をスナップして見ました。画角は中望遠になりますので、広角は別にLUMIX G VARIO f4.0 7-14mmも使ってます。
FLレンズの標準は他にf1.4も有りますが今回は前記の2本を使いました。
FLレンズは後のFDレンズ群の元となったシリーズですがコーティングは単層です。オール金属と光学ガラスで結構重量があります。このシリーズが使いよいのは、当時は絞り込み測光なので絞りリングが扱いよいようにレンズ先端に配置されているからです。ミラーレスカメラでは開放値でフォーカスを合わせたら絞りを開け閉めして被写体深度を確認しながら撮影出来ます。後のFDシリーズは絞りは基本オートロックピンで固定してカメラが内部で絞りを制御する機構に変わったので絞りリングはレンズ本体側に狭く配置されています。それと比べるとFLレンズは使いよいのです。ただ当時はまだモノクロフィルムが主体でしたのでカラー発色は少し補正する必要がある様です。
Canon FL レンズシリーズ : http://web.canon.jp/Camera-muse/lens/fl/19-85.html
また、FL55mm f1.2は大口径レンズですが開放では盛大にフレアが出ます。当時の大口径レンズは焦点合わせが明るいのでし易いと言う利点で使われていて撮影時には絞り込むのが普通でしたので余り開放値で使う事は無かったようです。しかし今はその開放値での収差も表現手法として取り入れる事が出来ます。現代のレンズには無い面白さが有ります。

#写真

Eメール

Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2015-01-29 15:57

開放だとかなりソフトになりますね。

絞りによって雰囲気が変わるというのもいいですね。
白黒写真だと面白みがかなり出そうです・・・。

ペガサスさんからコメント
投稿日 2015-01-29 17:38

最近のレンズにはあまり見られない収差ですが、かえって新鮮ですね。

zakkahさんからコメント
投稿日 2015-02-01 01:23

懐かしいレンズですね。

親爺が、法医学なる事をしていた医者で仕事柄か？？カメラを色々持っておりました。
キャノンフレックスR２０００は、巻き上げレバーがカメラの底にあって面白い形をしていました。今は、標準レンズ付きしか残っておりませんが、絞りリングが２つあって古きレンズは、使い方で今でも使える機材ですね。

ペガサスさんからコメント
投稿日 2015-02-01 07:25

Canonフレックスはキャノンの初代一眼レフですね。当時は高級カメラです。父君は御医者様でしたから持たれていたのでしょうね。この時のレンズはキャノンＲマウントですが後のFL FD のマウントと互換がありますから、各社から出されているミラーレスカメラとCanonFDアダプタで変換して使うことが出来ます。
往年のレンズが復活します。

zakkahさんからコメント
投稿日 2015-02-01 16:12

最近あせっています。。。。団塊世代ですので^^)。我が家には、キャノンは、R2000のみです、今現在何故か？？？
NIKONは、初代Fから始まって本体、玉等色々あります。親父の所持品を整理、使い切れない。親父の書斎を整理したら！！！
怖くて未だ手付かずです。

僕はNIKON党（PC-NIKKORを初期から使っていた）です。６X６、４５も使っていた関係で、フジノンSWレンズの色特性・色調が好きでデジカメは、富士です。

 FZ1000も１：１縦横比で動画を記録・切り出しできるそうですが、１：１比スタイル撮影を好みます。
 FZ1000－ELMARITの澁い色調、魅力ですね。実にいい！！