おろそかにされている基本技術

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外皮が内部に到達していない。
撚り戻しも長過ぎる
外皮押さえのツメが芯線に達している、外皮が内部に到達
していない証拠
写真のLANプラグの加工は素人ではなく、日本最大のキャリア会社の正規工事
担当が行ったモノ。
LANケーブルは最近既成品の使用が殆どで、現場加工は少ないが、それでも
基本中の基本の技術である。
弊社ではトレーニングには100本、つまり200個のプラグ付けをやらせている。

LANケーブルは8本の通信線(通常は0.5mm)の高純度の銅線を二本づつ撚り、
4組のペアで構成される。
これにより、平行線では抑制出来ない磁力線による自己ノイズを打ち消すことで
通信精度を維持している。

プラグ付けには、この撚りを解かねばならない。かつ、プラグにはハンダでの
固定は出来ない構造であるため、プラグに外皮ごと圧接して抜け止めを
施す。
10Base時代には、あまり問題とならなかった撚りの戻しだが、GIGA伝送とも
なると、この長さ大きな問題となる。
実際の使用感では差を感じる程ではないが、測定器ではその差が歴然と
現れてくる。

この加工は完全に落第。
撚り戻しは長すぎ、外皮でに抜けドメも機能していない。
正規のトレーニングも受けず、見よう見まねで行ったに相違ない。
※外皮の切断面でわかる

個人が自宅で行う工事なら仕方がないが、プロとしては恥ずかしいを
通り越している。このやり方で沢山の工事をしていると思うと残念でならない。
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ワオ!と言っているユーザー

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私でももっとすっきり加工できますよ。
確かに外皮の切断面からアカ抜けしてませんね。
それと抜け止めに外皮が挟まれてない?基本の基じゃないですか。
投稿日 2015-11-22 18:44

ワオ!と言っているユーザー


これが素人ではないのです、しっかりお金を
請求する日本最大のキャリア会社の工事なんです。
10年ほど前に、彼らを相手にレベルの高い研修をやった事がありますが、電話時代のクセが抜けず修正に往生した記憶があります。
投稿日 2015-11-22 18:50

ワオ!と言っているユーザー


これはダメですね。
投稿日 2015-11-24 02:14

ワオ!と言っているユーザー

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まともな手加工が出来ないLAN業者が増えました。光は機械は自動で繫ぎますが、メタルはハンドメイドです、自動は私の知る限り存在しません。
投稿日 2015-11-24 07:25

ワオ!と言っているユーザー