11月
22日,
2015年
おろそかにされている基本技術
担当が行ったモノ。
LANケーブルは最近既成品の使用が殆どで、現場加工は少ないが、それでも
基本中の基本の技術である。
弊社ではトレーニングには100本、つまり200個のプラグ付けをやらせている。
LANケーブルは8本の通信線(通常は0.5mm)の高純度の銅線を二本づつ撚り、
4組のペアで構成される。
これにより、平行線では抑制出来ない磁力線による自己ノイズを打ち消すことで
通信精度を維持している。
プラグ付けには、この撚りを解かねばならない。かつ、プラグにはハンダでの
固定は出来ない構造であるため、プラグに外皮ごと圧接して抜け止めを
施す。
10Base時代には、あまり問題とならなかった撚りの戻しだが、GIGA伝送とも
なると、この長さ大きな問題となる。
実際の使用感では差を感じる程ではないが、測定器ではその差が歴然と
現れてくる。
この加工は完全に落第。
撚り戻しは長すぎ、外皮でに抜けドメも機能していない。
正規のトレーニングも受けず、見よう見まねで行ったに相違ない。
※外皮の切断面でわかる
個人が自宅で行う工事なら仕方がないが、プロとしては恥ずかしいを
通り越している。このやり方で沢山の工事をしていると思うと残念でならない。
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