遠距離介護のお弁当 ～続ける秘訣～

人事総務歴17年のコーチ　木村多喜子です♪

今日は義母の通院の日。
本当は先週でしたが、東京でも雪が降る日だったので
大事をとって予約日を変えてもらいました。

いつもより早く出発するので
手早くできるドライカレーにしました。
ドライカレーといってもひき肉のほかに
家にあるお野菜を刻んで入れてカレー粉で味を付けるだけ。
ご飯はサツマイモを入れて炊いたので
ピリ辛の中にサツマイモの甘味がアクセントに。

結婚して今年の秋で30年。
ほぼ毎日お弁当を作ってきました。
「缶詰のかば焼きだけでもいい。」
夫にそう言われて本当にそれに近いお弁当もありました（笑）

子どもたちにお弁当を作っていた時は
わたしの作る食事で子どもの体が作られると思ったら
本当に悩ましくて。
夫婦二人の時よりも、はるかに充実したお弁当でした（笑）

ケンカした日もあれば
心配ごとがあって気がそぞろな日も。
鶏肉のソテーには火が通っていなかったり
ニンジンを口に入れると
こちらも火が通っていなくてガリガリっといったり。

段取りよく物事を進めるのが苦手な私。
子どもの頃、夏休みの宿題はほとんど提出できなくて。
自分は続けることも完結することもできないと
ずっと思いこんで生きてきました。

続けられる人はすごい人。
続けられない自分はダメな人。
極端に言うとそんなふうに思っていました。

でも実は続けられていることが意外とあって。
お弁当は30年。
今の仕事は17年。
ボランティアは今年の秋で9年。

続けて来られた秘訣は
淡々と目の前のことに取り組んだこと。
そして、やめたくなった時、
「わたしはどうしたいの？」と
結構深く問い続けてきたこと。

やめてもいいかまもなぁと思いながらも
問いを深め、選択を繰り返していたら
いつの間にか「続いていた」そんな感じです。

続けた日々を思い返すと
苦い思いの方が印象深いけれど
今はどれも愛おしい。
これを「愛着」というのかしら。

淡々と、でも深く。
これが愛を育むということなのかもしれません。