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カイの家

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ヴォーリズ展

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ヴォーリズ展
 実は、先週ヴォーリズ展に行ってきました。NHKの日曜美術館でも取り上げていましたね。
 私は15年前に近江八幡でヴォーリズの建築をいくつか見ています。そして、4年前にも見れなかったヴォーリズの建築を見に再び近江八幡を訪ねました。ただ、個人宅が多いので内部まで入れたのは、ひとつだけだったと思います。軽井沢のユニオンチャーチは内部に入れますし、以前にも書きましたように、タリアセンに移築された朝吹山荘も今は中に入れます。ということで、特に汐留へ行こうとは思っていなかったのですが、新橋の近くへ行く機会がありましたので寄ってみました。
 図録「ヴォーリズ建築の百年」の中で、評論家海野弘さんが「ヴォーリズのデザインの起源を、アーツ・アンド・クラフツ運動の中においてみると、フランクロイドライトの建築から、日本の民芸運動にいたる広いパースペクティブが見えてくるのではないだろうか。」と、書いています。
 これって、前回同じ汐留ミュージアムと東京都美術館で行われたアーツ&クラフツ展のテーマと同じですね。いままで、建築史では折衷様式として片付けられて忘れられていたものが、最近になって、ルーツ探しの研究として注目を浴びてきたということでしょうか。フランクロイドライトも近代建築の巨匠と呼ばれていますが、他の二人と異なり、異端児扱いされていましたからね。評価されていなかったアールヌーヴォーにいち早く注目した海野さんですから、もしかしたら、前回2つのアーツ&クラフツ展の仕掛け人は海野さんでしょうか。ちょっと、深読みすぎかな?
 今回、ヴォーリズが音楽ホールを造っていたという事を初めて知りました。もう現存していませんが、南葵(なんき)楽堂と呼ばれる音楽ホールで、開設者は紀州徳川家16 代、徳川頼貞侯爵(1892〜1954)、1918年に東京の港区に建てられたようです。どんなホールだったのでしょう。ヴォーリズが設計した美しい響きを聴いてみたかったですね。関東大震災のために閉鎖されて、中にあったパイプオルガンは1928年に東京音楽学校(現東京芸術大学音楽学部)に寄贈され、現在も旧奏楽堂にあります。
 写真は、私が撮った軽井沢タリアセンにある朝吹山荘の居間です。ユニオンチャーチの内部もコメント欄にアップしておきます。
#アート #伝統 #文化 #芸術

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hiro
hiroさんからコメント
投稿日 2009-06-08 22:36

軽井沢にあるユニオンチャーチの内部です。

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hiro
hiroさんからコメント
投稿日 2009-06-08 22:38

軽井沢彫りの台です。これは、すばらしかった。

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Tai
Taiさんからコメント
投稿日 2009-06-08 22:54

ヴォーリズという建築家は初めて聞きました。大学に環境デザインという学部がありましたが、そこでは採り上げていなかったと思います(近代デザイン史における有名どころのみ)。

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hiro
hiroさんからコメント
投稿日 2009-06-09 09:14

関西では大丸大阪心斎橋店、大丸京都店、大丸神戸店別館、京都の四条大橋にある東華菜館などもすべてヴォーリズです。東京では、主婦の友社ビルや山の上ホテルなどがあります。

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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2009-06-08 23:49

勉強になるね・・・。

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hiro
hiroさんからコメント
投稿日 2009-06-09 09:15

そう...。

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