文明に抗した弥生の人びと
11月
11日
さて、今、通勤の電車の中で読んでいる本、今年の7月に出版された寺前直人氏の「文明に抗した弥生の人々」である。最近、ゴングや梵鐘の研究を始めたので、日本に青銅文化が伝わった弥生時代についての何か新しい本を読みたいと思い購入した。まだ、青銅武器や祭器が載っている弥生時代中期まで到達していないが、なかなか面白い本である。やっと、半分くらいの133ページまで読んで、「文明に抗した」という意味が分かった。近年、いろいろな科学的な分析が行われ、縄文や弥生時代の新たな認識が出てきたことがわかりやすく説明してある。ガムランやカンボジアの研究にも役立つ本かな。