記念日には全くこだわってこなかったのですが…
(節目を感じる余裕すらなかったというのが本当)
10周年はあえて意識してみようか??ということになり、
おかげさまで初心に帰る機会をいただいています。
はなうめは石川県のがん対策推進のために石川県済生会金沢病院に委託された事業ですが、はなうめの前は石川県在宅緩和ケア支援センターという事業でした。
在宅医療を活用して「自宅でも緩和ケアが受けながら過ごせるよ」という普及啓発や相談、地域の連携支援です。
その中でさまざまな出会いがあり、その繋がりをもってはなうめがスタートしました。
今もはなうめに関わってくださっている専門職やボランティアさんはその頃からのお付き合い、またはそこからのご縁をいただいた方が多いんです。
また、前事業の中で出会った患者さんやご家族の声がはなうめで大切にしたいことの原点です。
・医療と上手につきあえること
・自分のために自分でできる小さなことをたくさんみつけること
・自分が大切にしたいことを知っていること
これが病とともに生きている人が大切な決断、選択をする時にどんなに大切なことかということを教えていただきました。
はなうめではこれに「ひとりじゃない」が加わりました。
がんを経験された方、その周りの大切に思っている方々。
事情や状況はそれぞれだけど、ひとりじゃないんだと感じることの力、同じようだけどちょっと違うことで気づけることの豊かさをはなうめの利用者さんから教えていただいているところです。
こういうのも節目をしっかり味わうからこそ、言葉にすることができますね。
なにはともあれ、これまでお会いしたみなさま。ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。