温暖化問題における「日本の切札」は原子力だと、ここ10年ほど僕は言い続けてきた。 2011年3月11日の東日本大震災の直後、福島第一原発の状況を把握しながらも、脱原発を語る事はしなかった。 僕の考えを変えたのは、大阪府市統合本部「エネルギー戦略会議」で見た数々の資料であり数値なのだ。 適切とは思えない使用済み核燃料の資産計上、不足している積立金、電気料金に含まれない政策経費・・・。 「原子力は安い」と信じてきた僕の考えを変えるには充分な内容だった。 それらの資料の一部は、飯田哲也氏が示したもだ。 一部の政策的には折り合うことは無いだろうけれど、現在のエネルギー問題に対する僕の考えを大きく変化させた尊敬する人物なのだ。 超党派の「原発ゼロの会」世話人の一人である阿部知子議員からも、新しい資料を見せていただき、その後時間をかけてお話しさせていただく事ができた。 資料には数値的にちょっと疑問なところもあったのだが、きっと説明がつくのだと考えている。 僕はイデオロギーでの反原発論者ではない。 あくまで経営者の端くれとして、またニセ科学者として、数値で物事を判断する。 「原発は債務の先送り」 その現実が一般市民へ浸透する日は近い。
銀座で「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」総会に参加。 エネルギー問題を経済界の端くれから学び、実行する会だ。 上場企業は株主の為に目先の利益を追うが、オーナー企業は大切な夢や思いの為に有ることを実感する。 難しいからやる価値があるし、困難だからビジネスチャンスだ。 地産地消のエネルギー事例を学ぶはずが、自分を磨く1日となった。 写真は熱弁する飯田哲也氏。
登別、アイヌ語のヌプル・ペツは「水色の濃い川」という意味である。 直径約450mのエリアに、15の源泉があり、しかも11種類の泉質がある。 なんと、毎分3000リットルというとんでもない湯量が湧き出している。 宿泊した宿から、大正地獄へ向かう大湯沼川遊歩道に出ると、硫黄の匂いのする湯気に包まれた。 そこには、天然の足湯があった。 川の流れは熱いところで50度になるらしいので、ちょうど良いところを探しながらの足湯となる。
僕は会社という組織の代表になって17年になる。 ERPでスタートした会社のERPという考え方は陳腐化していないが、当時採用した技術者や、会社の歴史の中で採用した技術者たちもみんないいオジサンになっている。 寂しい事ではあるが、技術の現場では若い人の方がウケがいい。 そこで僕は全ての技術者に対して、プログラマのままではいけないと言っている。 ERPの世界で言うところの、いわゆるコンサルタントになれと、何度も何度もうるさく言っている。 少なくとも一つの業務のコンサルタントとしてプロジェクトをコントロールする事は、一人前の技術者としてのスタートラインだからだ。 しかし、人間は過去の自分の足跡を正当化し「変化したくない」という本能が働く動物だ。 プログラマで長年生活ができた経験があると、その「変化したくない」気持ちは強くなるのだろう。 とはいえ、ある特定の種類のERPの、さらに自分が毎日触れている限られたモジュールの認定試験さえ合格できないとなれば、技術者としていったい何が得意であるのか、全く説得力の無い存在となってしまう。 日々の業務に+αの努力をし、自分自身に変化をもたらし、まずは技術者としてのスタートラインに立つ事を怠るようでは、プロとしての意識が無さすぎる。 その先に、顧客の信頼を得て自由度のある仕事を頂いたり、あるいは自分の部下を持ち組織化を進めていく努力なくしては、年老いていくプログラマに過ぎない。 さて、コンサルタントとして活躍している僕と同年代の正社員から退職の申し出があった。 自分が役に立てている気がしないのだという。 ERPのブームが収まり、専門業者の淘汰の中を共に生き抜いてきた社員からの申し出は、僕にもまた辛すぎる。 では、今は顧客から引き合いがあるが、コンサルタントにすらなれていない社員に将来はあるのだろうか? 僕の作ってきたものは「老後の事は勝手に考えろ」という組織なのだろうか? いや、違うはずだ。 僕はそういうイメージを持ったことは無い。 企業には社会に対する役割がある。 その明確化を、今すぐに行う。
話題は北朝鮮のミサイルからPAC3配備、そして沖縄米軍基地、沖縄の報道の話になった時だった。 --------------- 井上氏 「向こう(沖縄)の新聞読んだら朝日がまともに見えますよ。」 加藤氏 「ええーっ!」 竹田氏 「朝日どころか、新聞赤旗が右翼紙に見えてくるんですよ。 こっち(沖縄)の新聞読んでると。 沖縄タイムスと琉球新報ってあるんですけど・・・。」 -------------- 僕も日頃からそう思っていた。 なぜ、そこまで左傾化した内容を書き続ける必要があるのだろうかと。 オスプレイ問題もそうだ。 実験機での危険性を運用が開始された機体の問題にすり替えたり、ヘリコプターよりも明らかに静かに飛行できる構造であるにもかかわらず騒音問題を取り上げたり、めちゃくちゃだ。 オスプレイは一度飛び立てば、写真のように普通のプロペラ機として飛行する。 その音は、プロペラ機と何ら変わらない。 いつまでもヘリコプターの音がする旧型の輸送ヘリよりも明らかに静かだ。 報道の中から真実を知るためには、やはり自分で取材するしかない。 猪瀬直樹氏から教わり、実行している事だ。