不良のアウトドア

500mまで掘り進む計画だという。
坑内には喚起や排水電源なのの配管が無数に設置されている。 掘り出した土砂は地上で集められ、管理されたズリ置き場へと移される。 液体の高レベル放射性廃棄物を、ガラス原料と共に溶かしステンレス製のキャニスタに流し込み固める。さらにオーバーパックと呼ばれる厚さ19cmの鉄製容器に閉じ込められる。これは1000年で4cm腐食すると予想される。いずれ放射能レベルが大幅に低くなったガラス固化体が地下水と触れることになるが、放射性物質は緩衝材や地下深い地層に閉じ込められ、数万年後にはウラン鉱石であった時と同程度の放射能レベルにまで戻る 西立抗、東立抗、排気立抗などの施設。

こういった研究施設に対して、批判をすることはたやすい。
しかし、こらからどうするかは別として、これまで日本は原子力発電に頼ってきた。
その為、現に存在する高レベル放射性廃棄物をどう処理するかの研究は切迫した問題なのである。
賛成か反対か、そんなことは答えにはならない。

その場所までは、札幌からスーパー宗谷で4時間以上もかかる。 日本原子力研究開発機構 幌延深地層研究センター
見学用施設外観。ここでレクチャーを受け、実際の調査坑道に出向くことになる。 レクチャーは施設の目的などの概要と、安全管理に関する内容となる。 東抗から垂直に降りて内部を視察。 随所に水圧や温度各種ガスなどのセンサーが埋め込まれている。
こちらは多くの水圧センサーのモニター。 そもそも下水脈は、土砂の重量により大きな圧力が加わっている。
それが大気圧に開放されると、溶けていた気体が泡となって噴き出してくる。
これはメタンガス。
地中の作業では、最も危険なガスの一つだ。 実際の岩盤が見られる場所。
貝等が出土される。
2,000万年前は海底だったのだ。 西抗内部。