美しいニヌハ3。 船尾には、下門氏の作品である証「下仁」の文字が刻まれている。 今年から始められたサバニ塾。 全国から参加者が集まってくれた。 アウトリガーのサバニでレースを経験するものも、サバニを経験しないカヤッカーも、ニヌハ3の前では同じレベルである。 丸底の外洋サバニは、不安定この上ない。 乗員の誰かが、お尻を動かすだけで転覆の危険がある。 まるで、クイックな動きで定評のあるカサラノを4人で操っているような感覚だ。 そうそう、ニヌハ3の定員は4名がベストのようだ。 それ以上ではバランスが悪い。 さて、最初のサバニ塾を終えて、現在のレベルを表現するならは、「港から出るのは不可能なレベル」だ。 ニヌハ2をスポーツカーの様に操り、驚異的なレーススピードに導いた感覚はどこにもない。 カヤッカーとしての誇りもどこにもない。 ド素人の僕がここに居る。 ニヌハ2では、古式への移行を前提として、浮力の少ないアウトリガー、低い座席位置で我慢し続けてきた。 だから、その感覚が少しは役に立つと思っていたが、漕ぎも、バランス感覚も、操船も、全てが異次元の乗り物だ。 ニヌハ2が完璧なスポーツカーならば、ニヌハ3は、スーサイド・クラッチを持つモーターサイクルだ。 サバニ塾も必要だが、チームニヌハとしての練習も必要だ。 おそらく、重量バランスを考慮した要員配置と、全員の息の合ったバランス感覚が必要なのだろう。 今年のチームニヌハは、たとえ誰であっても練習が必要だ。 直前に来てバランス感覚を合わせることは不可能だろう。
キャンプ地、にいぶい村。 サイゴンのお宅で、泡盛とビールで食事もいただき、ハンモックに入ろうとした頃、忠さんはタリスカーの瓶が気になったようだ。 今日は、スモーキー&スパイシーなスカイ島が誇る金色の蒸留酒、手強いシングルモルトを持ち込んでいたのだ。 暗闇の中、電線のボビンをテーブルにして、ポリタンクにLEDライトを当てると、即席のスタンディング・バーが出来上がった。 なんと贅沢な空間だろう。
地球は瀕死の状態にある。 1860年以降急速に増えたCO2。 当時、280ppmだった値は、現在380ppmにまで達している。 CO2は排出後200年間は大気にとどまる。 今すぐに排出を止めても今世紀中は温暖化の傾向が続くのだ。 仮にこのままのペースで排出が続けば、2100年までにCO2濃度は800ppmを超え、気温は5度以上上昇する。 この温度は、生物種の40%以上が絶滅する温度なのだ。 新種の病原体も多数発生する事になるだろう。 この40%に人間が入らない保障は無い。 情報操作され続けてきたこの事実は、最近ようやくアメリカ人でも「温暖化を信じる」レベルに達してきた。 気温の上昇という一つの事象は、海面を上昇させ、降水量を変え、生態系を変化させる。 そこで、一部の人々は対策を考えている。 ・エアコンの温度を調整する。 ・車のアイドリングを止める。 ・コンセントを抜く(待機電力を無くす) ・昼休みの消灯 ・ゴミを減らす。 etc・・・ 発生している事象に対する対応としての方向性は正しいが、はたして効果的なのだあろうか? 僕はそうは思わない。 僅かな努力の傍らで、世界人口は1960年以降倍増し、人口10億を超える中国とインドのめざましい経済発展に伴い、CO2排出量は加速度的に増加している。 中国やインドが悪いのではない。 人間は向上心がある。 誰だって便利なもの、楽しいものを好む。 当然ではないだろうか? 我々システムエンジニアは、社会の利便性を追及し、社会の競争激化の片棒を担いでいる。 機会損失を発生しないように、商品の棚はいつも在庫を切らさない。 システムは、そのための的確な材料を発注し、加工の指示を出す。 世界中から運ばれた材料は、加工され、商品となり店頭に並べられる。 そして、期限が切れた商品は捨てられる。 これまでの過程で、大量のCO2を排出したのにもかかわらず。 廃棄物も計算の範疇ならば、商品棚の在庫を切らさすよりも、収益が向上する。 収益を優先したシステムに、「もったいない」という心は存在しない。 収益至上主義がもたらす問題がここにある。 パソコンが普及して、一見仕事は楽になったように見える。 しかし、企業の競争は激化し、パソコンが普及する以前に比べて、事務職は10倍〜20倍の仕事量をこなしている。 そして、世の中には必要な商品の5倍の量が流通している。 大量の資源を消費しながら。 正直に言おう。 これでは、地球はもたない。 手遅れだよ。 発想を変えよう。 問題の根源が何かを考えれば、解決策があるかもしれない。 地球上の動物の中で、唯一爆発的に生息数を伸ばし続けている動物がいる。 知恵のある者は理解できる。 そうだよ、その数を減らさなくてはいけないのだよ。 地球は、その大きさに見合う数だけの動物が生息できる場所なのだ。 その動物こそ人間なのだ。 ここで日本の現状を考えよう。 昨今人口が減少傾向を示し、各党が少子化対策を打ち出している。 その理由は、 ・労働人口の減少と消費市場の縮小による経済成長の低下 ・年金、医療、介護にかかる社会保障費が増加して、それをまかなう為に税金が増え、国民の負担が増大する と言ったものだ。 このまま人口減少が進んだとしよう。 前者に関して言えば、日本は国際的な発言力を失っていく危険はあるものの、明確に「豊かな小国」を目指すことにより、生きる道があるのではないだろうか? 世界を旅して知っていることがある。 日本よりも経済は豊かでなくても、緑にあふれ、高い教育水準で、国民の生活に活気がある場所があることを。 後者に関しては、ばかばかしくて語る気もしない。 掛け金を運用していたはずの連中が、使い果たしていた。 社会保障の破綻は、悪徳マルチやネズミ講の破綻と同じだ。 いまだに会員を増やし続けようと考える親玉は、いったいどんなヤツなのだろう? 話を戻そう。 僕は日本の方向を、「豊かな小国」にシフトすべきだと考えている。 少子化対策への税金のばらまきなど、もってのほか! 僕ならば、出生時に高額の税金を課す。 そして、先進各国に対して、日本が人口を減らすと言う原則的・抜本的そして勇気あるCO2対策を打ち出したことを宣言し、同調を求める。 今は、人類という種が残れるかどうかの瀬戸際なのだ。 僕はこの問題を語れる仲間を探している。 あるいはこういった研究会・意見交換会に参加したいと考えている。 これから、世界中で色々な考えが出てくるに違いない。 その中では、僕の考えは「穏健派」に位置することになる。 場合によっては、大量の人口を抱える国に対して、核爆弾を投下することを正義と考える輩も出てくるだろう。 ナチス時代のような「選民思想」を地球の正義と考える者も出てくるだろう。 何かをしよう。 カオスの時代が訪れる前に。
そう言えば、SLEDの入荷連絡が無い。 本来ならば、昨年のうちに連絡があるはずだった。 なんだか面倒くさくなってきたな。 手っ取り早く、ロードホッパーにでも跨るか? 写真は、今日からデリバリーが始まるRoad Hopper EVO-B 雰囲気も悪くない。
2000年キリマンジャロのアホ隊で一緒にキリマンジャロを征した紅一点のフクちゃんが、40歳代のうちに「アコンカグア」を目指したいと言っている。 それって、俺たちも登ると言う事だろうか? チリとアルゼンチンの国境に位置するアコンカグア山はアンデス山脈および南北アメリカ大陸の最高峰。 6,959mは尋常な高さではない。 ベースキャンプのある標高4,230mでさえ、明確な高山病が出るだろう。 僕は面白いと思う。 可能かどうか、計画を立ててみようか? 人生は一度きりだもんな!
事務所の近所、とあるビルへ潜入。 目的はこの金塊。 警備網をかいくぐり、あと15cmまで近づいたときのショット。 狙った獲物は逃がさないのは僕の哲学。 ヒヒヒ・・・。 これで、当分楽が出来る。 2〜3ヶ月は。。。
昨日は今年初めてのジムトレーニング(トータルワークアウト)に行ってきた。 個人的には、札幌でもビジター利用できるクラブでトレーニングをしていたので、実質のトレーニングは2回目だが、トータルワークアウトだけは別物。三頭筋や前腕が張り裂けそうだ。 年末年始に装備した脂肪の鎧は約1kgだった。これは、世間の人たちより、ましなほうだろう。 僕は昨年の肉離れからは、走っていない。 体重をコントロールするためには、走ることが一番なのだが、正直言って再発が怖い。 現在の筋肉を大きくするトレーニングは、2月末までは行うつもりだ。 そこからレースまでは、大きくするよりも、正確に動く筋肉に改造することに専念する。 いずれにしても、心配持久力が落ちすぎる前に、少々走っておく必要がある。 今朝、六甲トラの危険も恐れず、再びランニング(?)登山に挑戦。 どうやら、足は使えそうだ。 いやいや、調子に乗って限界まで走ったりはしない。 恐る恐る、慎重に2時間30分。 リハビリは続く。
キューバを頻繁に訪れる奴らを黙らせた、佐藤氏のモヒート。 新年の一発目も、やらかしてくれた。 佐藤氏のカクテルは、その日に入荷したフルーツの甘味や酸味の違いで、毎回のように手順やレシピが変る事は有名だ。 この日は、ミントの利きがマイルドだったらしい。 1つのグラスに納められたミントの量は、なんと1パック分! ここから、絶妙なモヒートが仕上がった。 思わず「もう一杯!」 この日入荷していたミント2パックは、全て僕が独り占めしてしまった。