帰ってきたぜ。 事務所にも出向き、既に仕事モード。 強度レベルは「最強」。 3週間後に4000mクラスにアタックするのだが、心肺持久力運動を全くしていないのだ。 高度順応ももちろん×。 そこで、富士山を上空から拝んでみた。
スポーツカーを返却した。 たっぷりと超過距離料金を支払った事は言うまでもない。 次の相棒はFit。 思いっきり大衆車で、パワーの伝達やステアリングの正確さは劣るが、一般の利用者には受けがいいのだろう。 スピードを出せる車ではないが、GPSレーダー探知機とパトリオットをダッシュボードに装着した。 北海道のスピード取り締まりは、車載レーダーによるステルスタイプがほとんどだ。 このタイプは、計測時にのみレーダー波を出す。 つまり、一般のレーダー探知機では間に合わないのだ。 しかも、通り過ぎた車を後方から計測する、手荒な方法も用いられる。 回避するためには、取締ポイントを正確に伝えてくれる機能が重要だ。 さらに、パトリオットは保険のようなものだ。 もちろん、安全に走行することは、全てにおいて優先する。
夏の大自然を歩こうとすると分かるが、虫の襲来が厳しい。 そして、一人になって不安なのはヒグマだ。 こいつはヤバイ。ツキノワグマのようにかわいくない。 今までが、いかに整備された場所や登山道を歩いてきたのかを思い知らされる。 ところで、北海道の地名のほとんどはアイヌ語だ。 写真手前の湖は、ペンケトウ。 遠くわずかに写っているのが、パンケトウ。 ペンケは「上の」 パンケは「下の」 トウは「湖や沼」 北海道開拓以前、彼らはこの厳しい大自然と同化して、確かに暮らしていたのだ。 僕らのアウトドアは単なる遊びに過ぎない。
標高700m。 今日の現地確認のために、精細地図を書店で購入し、Google Earthでも念入りに現地を調査した。 車載のナビは役に立たない奥地。 最後の民家でおばあちゃんに道を確認して、さらに奥へと進む。 しかし、詳細地図にも記載のない藪道が次々と登場する。 あとは、山の形、進行方向、小川の位置などから正しいコースを推測しながら進むしかない。 車は超扁平タイヤを履いたスポーツ車。 とても林道向きではないが、僕はかつて、深夜の滝沢林道をシティで1回、クラウンで2回登った事がある。夜明けの富士山5合目で、ランクル・コンボイたちの度肝を抜いた飛び切りのアホだ。 だから、今回のマシンが4WDでないことは問題にならない。 ただし、この先は藪こぎ。 レンタカー屋には見られたくない写真が続く。 さて、今回の目的地は4WDどころか、ブルドーザーが必要だったようだ。 アブやハチそれにクマ対策をしてから出直すことにしよう。 ただし、こんな山中でも衛星写真で見る限りでは、ひとたび道を外れれば驚くほど伐採が進んでいる。 さあ、次はどうするかな?
かつて「不都合な真実」のアル・ゴアは偽善者と名指しされた。ゴア邸の電力消費量は世帯平均の20倍以上で、各地の公演にジェット機を使っていたからだ。 僕も然り、大量のCO2を放出している。 幸い僕には聖人のレッテルはなく、不良のレッテルが貼り付けられている。 だから、そんなの関係ない! 偽善者と言われれば、「はいそうです」と応える。 ただし、その人には自分の吐く息のCO2を誰の森が吸収しているかを問いたい。 問い詰めたい。 小1時間問い詰めたい。 四の五の言うなと。 僕は結果を出す。