パタゴニア(patagonia)
12月
10日
ウラン資源効率は2倍、プルトニウムを使用する高速増殖炉ならば、数十倍になる。
アウトドア・ウェアのトップブランドであるパタゴニアは、「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。そして、ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する。」という素晴らしい理念を持つ。
製品も素晴らしく、僕も愛用している。
しかし、六ヶ所再処理工場に関してはまったく意見がかみ合わない。
確かに再処理工場による環境汚染は存在する。
コストは実用レベルではない。
現在再処理を海外に依存しているため、プルトニウムの供給は充分にある。
そうだとしても、我々は温暖化という難問に直面し、この解決を急がねばならない。
日本の選択肢を増やす意味でも、この実験は続けてもらいたい。
パタゴニアが、環境汚染に対する改善を求めるならば話は判る。
しかし、実験段階の設備のコスト効率を批判したり、エネルギー問題の真の解決策にならないと断言するのはどうかと思う。
前を進むものに対しての批判は誰でもできる。
環境だけを論じるならば、人間は原始生活に戻るべきと言うのだろうか?
パタゴニアは先駆者だから、ただの批判野郎になってほしくない。
解決策を論じる存在であってほしい。
パタゴニア製品を愛用する僕は、複雑な気分だ。