噴気孔に銀のネックレスを5秒。 真っ黒に硫化される。 去年もやったのだけど、そろそろ白い部分が出てきたので、再燻し加工することにした。 噴気孔でゆで玉子屋をやるのは、どうもセンスがないな。 極悪のシルバーアクセサリーを、その場で燻して仕上げる「いぶし銀屋」を始めようかな? おっと、素人は火傷に注意しな!
朝4:45。 鹿や熊の写真を撮ろうと、地図もなしでコンパスを頼りに林道の奥深くへ入る。 だがこの季節は10秒も停車すれば、アブの大群に襲われる。 おちおち窓も開けることができない。 スタックして、室外で作業しようものなら、僕は立ち上がることができないほど、アブに刺されるだろう。 今日の相棒はランクルプラド。 車というものは、4WDであるとか、トラクションコントロールが付いているとか、そんなことでは語れるものではない。 たった一人で、携帯の電波も繋がらない場所では、信頼性こそ唯一の機能価値だ。 音をあげないエンジン、トラクションを失わない伸びる足、タフなボディ。 オフロード走行性能だけならば勝る車は存在するが、いまこのシーンではプラドが最強の王者なのかもしれない。
実はこのM6、間もなく車検を迎える。 ぎょえ〜@@! 3年? 足車で3年乗るのは初めてだ。 僕のクルマ遍歴は、それはそれは酷いものだ。 何せ、足車は1年で乗り換えることが多いのだ。 その僕が3年も乗り続け、ついに車検を迎えるとは。。。 理由はM6の動力性能。 「走る、曲がる、止まる」の3つの能力の高さだ。 ちょっと古いF1のようなV10エンジンのエグゾーストノートもたまらない。 これが、今まで僕をなんとか飽きさせずにコントロールしてきた理由だ。 僕はこのマシンに満足はしていても、次のマシンに乗り替えたい浮気者だ。 僕には趣味の車がある。 1969年のVette(コルベット)だ。 だから、日常の足車は実用性が必要だ。 M6だって特別扱いはしない。 その証拠に僕はM6の暖気運転をしない。 もちろん、いきなりフル加速したりはしないが、暖気運転なしでそろそろと走りだしても、M6は文句を言ったりはしない。 そんな車を選んでいる。 「圧倒的に速い足車」 僕の日常の足のテーマはこんなところだろうか? そこで、いろいろなマシンに試乗する事になる。 AMGはどこにも興奮できる部分を感じられなかった。 ランボは興奮できるが、メンテナンス性の悪さとコストパフォーマンスの悪さに呆れた。 アウディR8は、オリンピックみたいなマークが気に入らない。 ポルシェならば、全て合格なのだろうが「ポルシェ以外で」という暗黙のルールが僕の頭の中に鎮座している。 世界に選択肢がない。 そして、いよいよ車検の日が近づいている。