メーカー系を含める最近の大手システム会社は、オフショアと称してプログラムを海外に発注する事が多くなった。 開発費は安く抑えられる。 かつては、仕上がるプログラムの品質も悪く、お世辞にも効率のよいプロジェクトとはならなかったが、ここ最近では品質も向上し、利用する割合が増えてきているようだ。 発注先は主に中国やインド。 ヨットの世界では、晴天時には気づかなくとも、天候が荒れ始めると最も危険な状況になることがある。 リーショア呼ばれる状況、風下近くに陸地のあるケースだ。 突然風が強くなると、船は風上に針路をとる事も出来ず、荒れた波の砕け散る岩場へ打ち上げられ、こっぱみじんに砕かれる。 実は、システムのオフショアにはこの危険を含んでいる。 企業の業務プログラムは、成功事例の塊りだ。 実際に稼働する実例として、高い価値があるものなのだ。 これは、後発の同業者にとっては、喉から手が出るほど欲しいもの。 それをわざわざコピー大国とも言える国へ外注している。 設計書やもプログラムを「コピーするな」と言っても、物理的に阻止する事は不可能だ。 多少安くプログラムを作ることは、日本の企業に真のメリットをもたらすのだろうか? 将来予想できる嵐を放置する事は、国策としていかがなものだろうか? ノウハウを手に入れてしまった者は、波にもまれる日本の企業に手を差し伸べることはないだろう。 リーショアと言える状況は、すぐそこまで来ている。 国内の景気対策とバラマキを続けるのではなく、国際競争力を強化する政策を切望する。 将来が見える政策を!
投稿日 2009-09-15 12:48
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投稿日 2009-09-15 22:31
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投稿日 2009-09-15 14:45
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投稿日 2009-09-16 00:14
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