AI・重要鉱物で共同声明@先進7カ国首脳会議
6月
18日
17日(日本時間18日)、先進7カ国首脳会議(G7サミット)はカナダ西部カナナスキスで2日間の日程を終えて閉幕しました。G7首脳は、人工知能(AI)の活用や重要鉱物の供給網強化など、6分野の共同声明に署名しています。
議長国カナダの<カーニー首相>はG7サミットの議長総括を出し、G7首脳は<トランプ米大統領>主導のウクライナ和平の取り組みを支持すると表明しましたが、ウクライナ支援に関する共同声明は見送りました。米国が、他の6カ国間で合意した草案の表現を弱めるよう主張し、折り合わなかったとみられています。
共同声明では、AIが大量の電力を必要とすることからエネルギーの課題に対処する方針を確認。重要鉱物の供給網に関し、中国を念頭に「非市場的な慣行が調達力を脅かしている」と懸念を表明しました。
17日は、長期化するロシアのウクライナ侵攻などを議論しました。<石破茂首相>は早期の全面停戦やウクライナの平和実現のためロシアに前向きな行動を取らせる必要があると主張。引き続きG7の結束・連携が重要と指摘しています。招待を受けてウクライナの<ゼレンスキー大統領>も参加していました。