14日午前の東京外国為替市場で、円相場は下落でした。12時時点は「1ドル=142円96〜99銭」と前週末17時時点と比べて13銭の円安・ドル高でした。
前週末11日の米株高や14日の日本の株高〈前場:548円32銭 (1.63%)高〉を背景に投資家心理が改善し、過去にリスクを避ける目的で積み上げられていた円の買い持ち高を減らす動きが出ています。
11日、ボストン連銀の<コリンズ総裁>は、金融・資本市場が混乱した際に、米連邦準備理事会(FRB)は安定のために「確実に対処する準備ができる」と述べ、(FRB)が施策対応に動くとの見方も市場のリスク回避ムードを和らげ、円の重荷となりました。
円は急伸する場面もありました。日米の閣僚級協議などで為替が議題に上るとの思惑などから投機的な円買いが入ったほか、米関税政策を巡る先行き不透明感からドル売りも活発で、円は10時半すぎに「1ドル=142円25銭」近辺と日本時間早朝につけた安値の「1ドル=144円台前半」から2円超上げています。