22日午前の東京外国為替市場で円相場は上昇でした。12時時点は「1ドル=154円38〜40銭」と前日17時時点と比べて51銭の円高・ドル安でした。
ウクライナ情勢の緊迫という地政学リスクの高まりから、「低リスク通貨」とされる円に買いが入りました。9時15分ごろには「1ドル=153円97銭」近辺まで買われています。
21日にウクライナから攻撃の対抗措置として、ロシアはウクライナ要衝を新型の中距離弾道ミサイルで攻撃したと発表しました。戦闘激化の懸念が円の買いを誘い相場を支えています。
22日発表の10月の全国消費者物価指数(CPI)は上昇率が市場予想を上回り、日銀の12月利上げの可能性が意識されたのも円買い・ドル売りにつながりました。