「1ドル=157円01銭」
6月
14日
13日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比35銭円安・ドル高の「1ドル=157円00〜10銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=157円27銭」、高値は「1ドル=156円59銭でした。
前日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、米連邦準備理事会(FRB)は利下げを慎重に判断するとの見方が広がり、円売り・ドル買いが進んだアジアと欧州市場の流れを引き継いでいます。
(FOMC)では政策金利が据え置きとなる一方、参加者の政策金利見通しでは年内の利下げ回数が前回3月予想の3回から1回に少なくなり、ドル買いが入りやすくなっています。
ただ、ニューヨーク市場では円相場は下げ渋りました。13日発表の5月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想に反し、前月から低下しています。週間の米新規失業保険申請件数は市場予想を上回りました。
同日の米債券市場で米長期金利が低下(債券価格は上昇)し、日米金利差の縮小観測が円買い・ドル売りを促しています。
14日には日銀が金融政策決定会合の結果が公表されます。長期国債の買い入れ減額に関する議論に注目が集まっており、内容を見極めたい様子見姿勢が強まっています。