ウクライナ情勢(12)@ロシア軍
2月
28日
キエフでは27日も爆発音が繰り返し鳴り響いきました。ロシア軍は首都西方から包囲を進め、27日未明には空挺部隊が市内に攻撃を仕掛ける動きもありました。ウクライナ軍は迎撃を試み、同国当局は「軍が兵員輸送機を2機撃墜した」と発表。キエフには破壊工作への警戒から、26日午後5時から28日午前8時までの外出禁止が発令され、厳戒態勢が敷かれています。
ウクライナ当局は、ハリコフ中心部にロシア軍部隊が突入し、ウクライナ軍と交戦していると明らかにしています。ハリコフ周辺部でも衝突が起き、当局は市民に対し「決してシェルターを出てはいけない」と呼び掛けているようです。
一方、ロシアのペスコフ大統領報道官は27日、「ロシア代表団がウクライナとの交渉のため、ベラルーシに到着した」と明らかにしており、停戦交渉を意味するとみられます。これに対しウクライナの<ゼレンスキー>大統領は、ベラルーシでの交渉には応じられないとしつつ、ポーランドのワルシャワなど5都市を開催地の候補に挙げ、ロシア側に提案したようです。
これより先、<ゼレンスキー>大統領は26日夜に公表した動画メッセージで「われわれは国を解放するまで戦い続ける」と訴え、27日には「外国人部隊」の創設を表明し、各国市民の参集を呼び掛けています。