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- 『ヒトラーに盗られたうさぎ』@<カロリーヌ・リンク>監督
『おちゃのじかんにきたとら』など、シンプルで味わいのあるイラストで、世界中の子供や大人も夢中にしてきた世界的絵本作家<ジュディス・カー>。惜しくも昨年2019年5月に95歳で亡くなった彼女が自身の少女時代の体験をもとに書き、話題を読んだ自伝的小説『ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ』が、邦題『ヒトラーに盗られたうさぎ』(原題『When Hitler Stole Pink Rabbit』)として2011年11月より全国で公開されることが決定しています
本作の監督は『名もなきアフリカの地で』(2001年)で第75回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した<カロリーヌ・リンク>(56)が務めています。
1933年、ヒトラーの台頭によってナチスが政権を握る直前にその迫害から逃れるために家族とともに故郷ドイツを出国、スイス、フランスを経て1936年にイギリスへと渡った<ジュディス・カー>自身の少女時代の過酷な亡命生活の体験をもとに〈9歳の少女アンナ〉が貧困や差別などの困難を乗り越えながら家族との絆を深めていく愛と成長の様子が描かれています。
2019年クリスマスにドイツで公開された際には『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』・『アナと雪の女王』・『ジュマンジ・ネクストレベル』などハリウッド超大作がひしめく中、初登場4位を獲得。公開初日からわずか4日間で$1769687(約1.8億円)の興収を達成するなど大ヒットを記録しました。
主役である9歳の「アンナ」役を演じるのは、1000人ものスカウトから見出された新人の<リーヴァ・クリマロフスキ>が「アンナ」を演じています。 『帰ってきたヒトラー』 (2012年・著者: ティムール・ヴェルメシュ)でヒトラーに扮した<オリヴァー・マスッチ>と 『ブレードランナー 2049』 (2017年・監督: ドゥニ・ヴィルヌーヴ)の<カーラ・ジュリ>が「アンナ」の両親を演じています。
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