「東京おひさまベリー」品種登録@東京都農林総合研究センター
5月
15日
「東京おひさまベリー」は、ビニールハウス等の施設を利用せず育てる「露地栽培」向けのイチゴの新品種です。
これまで都内の露地栽培で主に育てられてきた品種「宝公早生(ほうこうわせ)」は、痛みやすいのが課題でした。「東京おひさまベリー」は皮や果肉が丈夫で、傷みにくい点を特徴としています。
「宝公早生」の平均糖度は8.4度ですが、「東京おひさまベリー」は8.7度と上回る。重量も「宝公早生」の平均10.5グラムに対し、「東京おひさまベリー」は14.3グラムと約1.4倍で、「甘さ」と「大きさ」の両立を実現しているといいます。
開発が始まったのは1999年。品種の異なるイチゴをかけあわせて新品種をつくる「交配」を繰り返し、最終的に選び抜いた品種を「東京おひさまベリー」として2016年5月に農水省へ登録出願。2019年3月に新品種として登録され、20年越しの育成が実りました。