探査機「はやぶさ2」(9)着陸実施@小惑星「リュウグウ」(11)
2月
21日
「はやぶさ2」の着地目標は半径3メートルの狭い平地。設計上の能力では、着地点は狙った場所から50メートルの誤差が生じる可能性があり、大幅に上回る精度が必要ですが、地表の目印の活用などで克服できるとみています。
(JAXA)は「着地さえすれば99%以上、半径3メートルの範囲に入るだろう」と述べ、危険な岩場に着地する可能性はほぼないとの見解を示しています。
降下中に機体が地形を分析し、目標から外れるなどの異常を検知した場合、自動的に着地を中止し上昇する。安全を優先し中止基準は厳しく設定したといいます。
計画では21日午前に高度20キロから降下を開始し、22日午前8時ごろ着地予定。機体底部の物質採取装置を数秒間接地させ、地表に弾丸を発射して舞い上がった砂を取り込む。「初代はやぶさ」は平成17年に着地しましたが、弾丸発射には失敗しています。