ニシンのネギなます@立ち呑み【しゅう】高速長田駅地下通路
6月
6日
土曜日は15:00からの開店で、本日も何かないかなと覗きますと「ニシンのネギなます」(250円)がありました。
今では酢で和えたモノを「なます(膾)」と呼んでいるようですが、春秋時代の中国では細切りの生肉や生魚を指し、ネギやからし菜などの薬味や酢を付けて食べていました。
関西で「ニシン」といえば、「昆布巻き」や身欠きニシンの「ニシンそば」が主ですが、焼いた「ニシン」を丁寧にほぐし、ネギと胡瓜とで和えていましたが、ほんのりとした酢の味わいが、いい肴になりました。
「ニシン」は漢字で書きますと「鰊」や「春告魚」ですが、「鯡」の文字もあり、魚に「非(あらず)」とは面白い表現ですが、江戸時代に米のとれない松前藩が、代わりに「ニシン」を年貢として徴収していた歴史が隠れています。