そもそも「妊娠した」って、
どういう状態のことでしょうか。
生物学的には、
体内で、精子と卵子が出会って、
受精卵ができたら、妊娠なのです。
ところが、
ヒトに限っては、
体外受精・胚移植が行われていますから、
受精卵ができたらでは、ちょっと混乱します。
そこで、
医学会の決まりとして、
「その受精卵が子宮内膜内へ着床したら、妊娠した」
と、いうことにしたのです。
自然妊娠においては、
排卵した卵子が、
その日に、
卵管で、精子と出会い(受精卵ができる)、
出会ってから約6日目に、
受精卵(胚盤胞)が、
子宮内膜内へ侵入開始(着床開始)し、
出会ってから約11日目(予定生理の約4日前)に、
完全に埋没(着床完了)します。
埋没した胎盤になる細胞から出るホルモン(HCG)を、
妊娠検査薬で測定しているのです。
ですから、
感度が良ければ、
予定生理日の2~3日前に、
妊娠検査薬で、
HCGというホルモンが測定可能なのです。
尿中のHCGが、25単位以上あれば、
陽性と判断されるのです。
陽性ならば、
着床完了した状態と考えられますので、
ほぼ妊娠した
と、考えられるのです。
最近の日本の妊娠検査薬は、
高感度で、ほぼ正確です。
朝の一番尿で、
予定生理日の2~3日前から、
あるいは、
基礎体温が高くなってから11日目過ぎぐらいから、
あるいは、
胚盤胞移植日から6日目過ぎぐらいから、
妊娠していれば、陽性となります。
薄くて判断できないとき、
2日後に再検査して陽性ならば、
ほぼ妊娠です。
ただ、
それから1週間以内に、
生理様出血とともに、
陰性化してしまう例が多いのです。
この場合、
「妊娠したの?」
「妊娠ではなかったの?」
と、
多くの方が迷われているようです。
その答えは、
医学的に考えて、
やっぱり、
ほぼ妊娠なのです。
生化学的妊娠(biochemical pregnancy)、
あるいは、
生化学的流産(preclinical spontaneous abortion)
と、最近では、言われています。
生化学的妊娠は、妊娠なのです。
生化学的流産は、ごく初期の流産なのです。
「卵黄のう」とは、ごく初期の赤ちゃん(胎芽)の
借り腹、栄養タンクみたいなものです。
たとえるならば、
オタマジャクシのおなか
みたいなものです。
ですから、
赤ちゃんの発生にとって、
絶対に必要なものなのです。
「卵黄のう」が超音波検査で見えてこなければ、
赤ちゃんは絶対に発生してきません。
妊娠5週から見えてくるはずです。
「胎のう」の中に、リングが見えれば、
それが、「卵黄のう」ですよ。
妊娠5週で「卵黄のう」が見えてきたら、
妊娠6週か、妊娠7週で、
胎芽の心臓の拍動が見えてくる
可能性が高いのです。
妊娠5週で「卵黄のう」が見えてきたら、
まずはお祝いしましょう。
それは、赤ちゃんの発生の途中なのですから。
8月12日の23時過ぎに、6回、
8月13日の3時過ぎに、4回、
見ました。
お盆の前の迎え火のようでもあり、
何か霊的なものを感じました。
23時過ぎは、はくちょう座、
3時過ぎは、カシオペア座が良く見え、
地球の自転を肌で感じました。
亡くなった天使たちに会えましたか。
時空を超えて、
温かいものを感じたならば、
天使たちが
近くに来てくれたのかもしれませんね。
2013年8月12日の深夜に
空を見てください。
多くの流れ星が見られますよ。
13日の午前3時ごろがピークだそうです。
1時間に50個ぐらいの流星が見られるようです。
天国の赤ちゃんたちが
会いに来てくれるかもしれません。
私も楽しみにしています。
願い事を
いっぱいしようと思っています。
亡くなってしまった小さな命たち、
あなたの天使たち。
つらいとき、
空を見上げてみてください。
お昼の綿菓子のような白い雲たちや、
夜の小さく光るお星さまに、
願い事をしてみてください。
あなたを、
心の奥底から、
支えてくれますよ。
だって、
あなただけの神様ですから。
つらいとき、
不安なとき、
自分の中の暗い感情と、
たくさん
向き合っていることでしょう。
そのたびに
憂うつになり、
内向きになり、
いやな人間になっていることと思います。
でも、それでいいと思います。
いつも、いい人でいることなんか
できません。
以前のブログでも書きましたように、
人間は多少なりとも、
「多重人格」であると思っています。
それを素直に受け入れると、
心が軽くなりますよ。
今は、暗い感情に支配されていても、
いつか、
克服できるものです。
いつも暗くいること自体が、
疲れてきますから。
ここ一か月間で、
おひとりがアメリカ西海岸へ、
おひとりがタイへ、
卵子提供による体外受精・胚移植を受けるため、
渡航されました。
その多くの方が、
移植前に、胚(卵)の
着床前診断(PGD)か、
着床前スクリーニング(PGS)を受けており、
卵(胚)の異常(染色体異常)(卵の質の異常)
の確率を相当、低くしているはずなのですが、
それでも、
なかなかうまくいっていないのです。
当院では、
卵の質の問題以外の、
子宮内膜の環境を整える治療を担当していますが、
その多くの例で、
過剰な精神的ストレスと同種免疫系の変調が
確認されています。
赤ちゃんに会いたい!
悔いのないように生きたい!
その必死の、必死の想いを
強く感じています。
一時的な精神的過緊張を緩める治療と、
同種免疫系の変調を整える治療を
同時に、
させていただくことにより、
可能性があるかぎり、
患者さんの想いを
支えたいと思っています。
可能性があるかぎり、
自分の想いを
暖め続けてください。
本当に暑い日が続いています。
気持ち的に折れてしまいそうですが、
大丈夫ですか?
そんなとき、
自分の「気」を感じてみて。
気分はどうですか。
「気」が滅入っていませんか。
「気」が張りつめ過ぎていませんか。
ときには、
「気」を抜いてあげましょう。
「気」を大きく持って、
何とかなりますよ。
今の辛い試練は、
あなたの「気」を
さらに、
鍛えてくれるはずです。
「気」を育てるということは、
自分という人間の中身
を育てる
ということと同じだと思います。
自分を少しずつ、
今以上に強くしていけば、
必ず、道は開けます。
赤ちゃんも待っていてくれますよ。
当院には、ご住職の奥様が、
月におひとりぐらいのペースで、
初診として受診されています。
その多くの患者さんが、
流産した赤ちゃんに、
罪の意識を感じられているのです。
自分が赤ちゃんの命を奪ってしまう。
自分が緊張して、
赤ちゃんを握りつぶしちゃう。
こんな自分は、
妊娠してはいけないのではないか。
と、
悲痛な叫びを訴えられます。
私は、
「それほど思いつめている、
それほど命に向き合っている
あなただから、
きっと、いいことがありますよ。」
と、お話ししています。
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