No.124 「〇〇なんだから」という呪い
2月
27日
「お姉ちゃんなんだから」
「お兄ちゃんなんだから」
「男なんだから」
「女の子なんだから」
こんなセリフを聞いたこと・言われたことはないでしょうか。
このセリフを思い出す時の感情は、どのようなものですか?
私自身は非常にネガティブなものが思い出されます。
お姉ちゃんなのだから、何でも譲らねばならないのでしょうか。
お姉ちゃんなのだから、何でも我慢しなければならないのでしょうか。
逆もしかり、
妹であれば、弟であれば、何でも自分のタイミングで
譲られたり、優遇されたりされて当然なのでしょうか。
私は、この「〇〇なんだから」は
本人の自主性・自律性の下で使われる言葉ではないかと考えます
さらに逆を返せば
「親なんだから、もっと兄弟を平等に扱ってよ」
「大人なんだから、もっと公平に状況を見て、”悪いこと”をした方を叱ってよ」
そんなことを言われても仕方がないのではないでしょうか。
本人が、
「私、お姉ちゃんだから、これ譲ってあげるんだ」
と使う分には、なんともほほえましいものです。
それならば大人は、
「さすがお姉ちゃんだね」
「自分もまだ使いたいのに、譲ってあげられてやさしいね」
と本人のやさしさや成長を喜べばいい。
決して、自分よりもさらに上のものから
押し付けられる概念ではないと思うのです。
それは負の連鎖です。ある種の呪いです。
これは、ジェンダーの問題でも同じことが言えます。
男でも女でも、性にはグラデーションがあります。
「〇〇だから」と一括りにしてしまうのではなく、
この呪いの連鎖が早く断ち切られて、
「個人」の気持ちを尊重する関わりが当たり前になることを祈っています。
コーチングを学ぼうと思ったきっかけから、
現在までの経緯はこちらのインタビュー動画からどうぞ^^
https://youtu.be/ShOdgtCFoWY
銀座コーチングスクール 認定コーチ
https://www.ginza-coach.com/coaches/view.cgi?username=1805SD1906
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