一本釣りカツオを使った洋風おかず缶 高知県の果て、足摺岬の手前にある缶詰会社「黒潮町缶詰製作所」。高知の特産品カツオを使った独自のツナ缶を作っている。会社に関する詳しい解説は黒潮オイルのごろっとカツオ(No.85)を参照されたい。 本品はイントロ通りカツオをブナシメジとトマトソースで煮たおかず缶で、カツオの和だし生姜煮こごり風(No.89)と共に、同社の定番品となっている。 ツナ缶の定義からは外れて……何の問題もない。ツナ缶ブログを標榜している本ブログだが“原材料の一番最初が「まぐろ又はかつお」で、開けてすぐの実食ができるものなら普段通りのレビューは可能”と定めた前例と、“ツナ缶(まぐろ・かつおの油漬け、味付け)や【その関連商品】”という但し書きがあるので、このくらいまでは十分許容範囲だ。このルールを濫用した悪しき前例もあるのだ。たとえ原材料の一番最初がブナシメジだったとしても、きちんと油は入ってて、黒潮町缶詰製作所はカツオを主としたツナ缶を多く輩出している実績があるのだ。何の問題もない。 ここでは私がルールだ。 2017.6製造。7大アレルゲンを含まない。 缶を開けたところ トマトの香りが広がる。カツオが見えない。だが安心してほしい。 キノコの下に、大きなカツオのかたまりが3つ入っていた。 液汁の都合上さっぱりした味で、液汁もとっつきやすい。キノコのぷりぷり感とカツオのしっかりした食感がよく調和している。トマトソースの酸味も厭らしくない。 パスタを50gだけ茹でて、ソースとしても使っても良いだろう。 とっても和風なカツオの和だし生姜煮こごり風、その対となっていた。 高級品の価格なのだから美味しいのは当然かもしれないが、 \デメリットは値段と入手性ですね!/ ・グレード ★★★★★ 4.5 ・価格 ★★★★★ 4.8 #410円/個 ・味覚評価 ★★★★☆ 4.3 # ・入手性 ★☆☆☆☆ 1.5 #本社通販、高知アンテナショップで取扱い ・原産国 国産 ☆スペック 固形量66g / 内容総量 90g 90kcal/缶 食塩相当量1.2g 原材料 ぶなしめじ、かつお、トマト・ピューレーづけ、トマトケチャップ、玉ねぎ、食塩、塩麹、砂糖、菜種油 JAN:4571301674543 製造固有記号カツオトマト62610927 製造者 株式会社黒潮町缶詰製作所(高知県幡多郡黒潮町入野4370番地) 製品ページ Tuna canning review No.130 ■「ツナ缶スーパーリンク!!」 ・(No.89)カツオの和だし生姜煮こごり風 →対をなす和風おかず缶。これも定番。個人的にはこっちのが好き。 ・(No.85)黒潮オイルのごろっとカツオ →高知のカツオパワーを全力で味わいたい人へ。 ・(No.117)ドンウォン 唐辛子ツナ →韓国のおかず缶。もちろん辛い。値段は手ごろ。