Lily(三菱食品) めばちまぐろでつくったツナフレークを食べたレビュー
4月
30日
Lily(三菱食品) めばちまぐろでつくったツナフレーク
めばちまぐろ油漬けフレーク・廉価品
☆コメント
三菱食品は、かつて缶詰製造を行っていたリリーコーポレーションを吸収合併した水産加工品の流通を担う企業である。母体や流通経路などはリリーコーポレーションのそれに近い。
決して軽自動車の燃費を偽装したり、トラックからタイヤを射出するような企業ではない。おそらく中身を多く見積もったりもしていないし、缶詰が射出されることもない……だろう。
□缶詰の解説
今回取り挙げるのは、ツナ缶としては非常に珍しい「めばちまぐろ」の油漬だ。パッケージでもそれを全面的にプッシュしている。
めばちまぐろを一般消費者が見かけるとしたらたいがい刺身だろう。ミドルグレードなマグロ寿司にも使われる。
そして、ツナ缶の原料は殆どがきはだまぐろ・びんながまぐろ・かつおの三種で構成されており、、めばちまぐろ・こしながまぐろの二種はごく少数派である。どれくらい少ないかというと、筆者が保有するツナ缶でもめばち油漬は2種4個(この缶を含む 0.2%)、こしなが油漬は1種1個(0.06%)しかないくらいだ。
あまり使われない理由として、血合いの多さや、きはだまぐろほど安定して供給されない点が挙げられる。生ものとして使うのは良いが、缶詰のようにある程度まとまった数をまとめて生産する上では扱いづらい魚とされている。
□開けてみたところ、味
この辺の廉価帯にありがちな「ものすごく身が細かい」というものはなく、シーチキンLフレークと同等くらいの大きさがある。歯ごたえはきはだまぐろに一歩譲るものの、つまみにも十分使える程度。
下味は塩味がやや強い。スペックの食塩相当量にも現れている。
サラダのドレッシングやマヨネーズとは喧嘩しないくらいなので、料理にも投入可能だ。
前述の血合いだが、このような形で身に現れている。
血色のぶつぶつが大きい身に出ているが、食べても問題ない。見た目ちょっと目立つだけ。
なお、きはだまぐろと比較して遜色ない味わいと身の色をしているので、普段のツナ缶と同様に使っても美味しく頂けるだろう。
□個人的意見
輸入物としては案外美味しく頂けたので、三菱食品にはこれからも健闘していただきたい。
(とくに流通経路を広げてもらえると……輸入ツナ缶であの定価なら絶対流行るっすよコレ……)
☆各種評価
・グレード ★☆☆☆☆
・価格 ★★★★☆ #107円/個 マックスバリュ
・味覚評価 ★★★☆☆ #トップバリュよりマシ
・入手性 ★★☆☆☆ #メーカー製品情報なし
・原産国 タイ
☆スペック
内容量 70g
219kcal/缶 食塩相当量1.1g
原材料 めばちまぐろ、大豆油、野菜エキスパウダー、食塩、調味料(アミノ酸等)
JAN:なし(1缶) / 4903310110932(3缶入JAN) 製造固有記号MNZ6NN GFO4RAN 9AECG
輸入者 三菱食品株式会社(東京都大田区平和島6-1-1)
Tuna canning review No.30
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