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Zak_Kinchaku-Bukuro
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8月
26日,
2024年
《雅羅・/・襍懐古〝山花ⅩXVI〟❖ ’24-239 ❖》
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イワオウギ(岩黄耆)マメ科(Fabaceae /Leguminosae)
学名:Hedysarum vicioides ssp. japonicum var. japonicum
別名:タテヤマオウギ(立山黄耆)
イワオウギ(岩黄耆); 多年草。マメ科 イワオウギ属
北海道~本州(中部地方以北)の高山礫地・草原に自生する。
草丈20~80cm。葉は奇数羽状複葉で11~25個の小葉からなる。
小葉は狭卵形~狭楕円形、長さ1~3cm、幅0.4~1cm。
先は円形で、裏面に白い軟毛がある。
托葉は狭披針形、膜質で帯褐色。
葉に対生する側でほとんど先端まで合着し、長さ1.2~2cm。
花は長さ8~23cmの総状花序となり、蝶形の花を10~30個つける。
花は黄白色、長さ1.2~2cm、竜骨弁は旗弁。翼弁より2mm以上長い。
萼は5中裂し、長さ4~6mm、側裂片は三角形で長さは約1mm、
背軸側裂片は長さ2~3mm、萼筒と同長かやや長い。花期、7~8月
尾根のいたるところで自然景観がみられたが・・・。
《 北岳の花〝岩黄耆〟8月山花ⅩXVI ❖ 1967/夏 ❖ 》
イワオウギ(マメ科)[岩黄耆];
花名は漢方の黄耆に似て岩場に生えることから名付いたもの。
中部地方以北の高山に登ると、まずこの花を観ないことはない。
花と実が同時に見られれることもあるという(私的未見)。
岩黄耆は亜高山帯だけでなく、北岳稜線でも生育している。
そして同じ稜線に生育しているタイツリオウギと区別出来なかった昔。
古くは、稜線で点在していたイワオウギだが、今は???
昨今、PCでweb検索すれば鮮明に識別できる。何か玉手箱ようで絶句だ。
そんな花達を観たい願望が強く沸き起こるきょうこの頃である。
ところが、調べているうちに悲惨な事実を知った!?!
しばらく前まで北岳の亜高山帯にあった群生地が消滅した、との記述。
消滅原因は、シカによる食害!!
南アルプスでもシカの食害が甚大である由。
「数十年前と比べ花が十分の一になってしまった」と聞くと、絶句。
“岳人2016年8月号 ”の記事を観てのことだった。
低山帯上部~高山帯の崩壊地の岩場等で目を楽しませてくれた花々。
自然界での異変は致し方ないことかもしれない。
生物共同体的均衡。如何にすべきかは、人間の責務だろう。
春に紫陽花鑑賞に東伊豆方面に行った。
帰り道の途、箱根の観光的場のすぐ近くの住宅地で鹿と出会った。
こんな所で昼間、ごく普通に歩いているのか、と唖然!!
鹿の食害、伊豆の山間でも深刻だ、と知った。
咲くも無心、散るも無心、花は嘆かず、今を生きる。
不生不滅・・・。
「令和陸年(皇紀2684年)8月26日、記」
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