《雅羅・/・襍録〝日陰の小花Ⅱ〟❖ ’24-193 ❖》

ハエドクソウ(蝿毒草) ハエドクソウ科(Phrymaceae)
学名:Phryma nana Koidz
別名:チャボハエドクソウ、ハエトリソウ
《  泉の森各所〝ハエドクソウ〟7月草花Ⅷ  ❖ ’24/07/05 ❖ 》
和名の由来は全草を煮詰めて、ハエ取り紙を作ったことから。
日本のハエドクソウ属はハエドクソウとナガバハエドクソウの2種。
ハエドクソウ属は1種だけの属とする説と3種とする説がある。
ここでは、KewscienceやYlistの3種説に基づき記する。
ハエドクソウは花冠上唇の両側に平らな肩部分がある。
葉柄が長く葉の基部は切形、心形。葉の裏の細脈が鮮明。
多年草で茎高50~70㎝。茎は直立し上部で分枝、下向きの短毛がある。
葉は対生し、長さ7~10㎝×幅4~7㎝、広卵形~楕円形。
質が薄く、基部は切形~心形、葉裏の細脈が明瞭、縁に粗い鋸歯がある.
両面に毛があり、特に脈上にある。
細脈・・側脈からさらに分岐する脈・・が目立つのはハエドクソウの特徴。
穂状花序は頂生か腋生に細長く長さ10~20㎝、小さな白色花を疎らにつける。
花ははじめ上向きだが花時には横向き、果時になると下向きになる。
花序軸は茎より短い。花冠は筒状漏斗形、拡大部は2唇形。
白色だが、時に淡桃色を帯び、長さ7~9㎜、幅4~6㎜。
上唇は短くて先が2裂し両側がやや広く肩状になり、下唇は長くて3裂する。
萼は筒状で5歯があり、背側の3歯は紅色、先が鉤曲して刺となる。
萼の下部に苞1個と、小苞2個がある。花期は7~9月。

「令和陸年(皇紀2684年)7月11日、記」


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