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Zak_Kinchaku-Bukuro
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7月
10日,
2024年
《雅羅・/・襍録〝日陰の小花〟❖ ’24-192 ❖》
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コクラン(黒蘭)ラン科(Orchidaceae)
学名:Liparis nervosa (Thunb.) Lindl.
《 泉の森〝コクラン〟7月草花Ⅶ かしゃば山・脇 ❖ ’24/07/05 ❖ 》
茨城県以南〜九州、常緑樹林内の林床に生育するランの一種。
陽光が差し込まない常緑樹の疎林の林床を好むようだ。
葉は、冬にも枯れないが常緑ではない。
翌年、横に新しい株を成長させて、その株の葉と入れ代わっていく。
花期には、すぐ横に前年の葉が残っていることが多いようだ。
葉は、両端が三角形状の楕円形で長さ10cm位、幅3~4cm。
葉脈(平行脈)が目立ち葉の基部茎は、やや膨らみ細い紡錘型。
毎年、すぐ横に新しい偽球形を作って、新しい株を作る。
泉の森では6月中旬~下旬に高さ20~30cm位の花茎を垂直に立てる。
花茎の周囲に小さな花を穂状(総状花序)に10~15花をつける。
花は、中心の幅5mmほどの唇弁以外の背ガク片、左右一対の側ガク片。
そして左右一対の側花弁などが線形~糸状なので目立たず小さく見える。
唇弁は下方に強く巻き込んでいて中央部が凹んでいる。
正面から見ると「つぶれたMの字」のように見える。花色は、黒褐色。
果実は、長さ1.5cm位の細い紡錘形で垂直につく。秋に淡褐色に熟す。
仲間のクモキリソウ属の花は、ほとんどが小さい。
中心の花弁(唇弁)以外の背ガク片、左右一対の側ガク片や左右一対の側花弁等、
線形~糸状で目立たないために、花を見分けるのは中々難しい。
が、コクラン以外のジガバチソウ、クモキリソウやスズムシソウ等は、
現在の泉の森では、自生・・存在を確認していない(私的)。
2016/7/8・・泉の森。
「令和陸年(皇紀2684年)7月10日、記」
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