《 稀なる原種か園芸種か“紅花馬酔木”・・現横浜市東戸塚辺り? ❖ 1977/2/28 ❖ 》
ツツジ科アセビ属の常緑低木で、英名, Japanese andromeda 'Rosea'。
親のメモにあった“あしび”。一般的には、アシビ(馬酔木)は、白い花。
ロセア種は、鳥取県の大山周辺で発見された品種をアメリカで選別育種された。
花は、ピンク色。他に濃桃色「ダイセン」や紅色「クリスマス・チア」等園芸種もある。
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有毒植物で鹿の多い山(丹沢山地)でよく見かける。白・薄紅色も見かける。
そんな花を戸塚の林地で見た。花が美しく薄紅色、場所から見ると自生種だろう。
こんなメモとポジフィルムが出てきた。仔細は不明だが、記録として残そう。
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今では、園芸種のベニバナアセビはよく見られ、庭木等に植栽されている由。
幹はやや捻じれ、樹皮は灰褐色、縦に裂け目が入る。
葉は、互生し枝先に集まってつき長さ3~10㎝、幅1~2㎝の倒披針形~長楕円形。
葉は革質で厚くやや波打ち、葉先半分の縁にはごく浅い鋸歯があり先がとがる。
円錐花序が垂れ下がり、花が下向きに多数つける。
花冠は長さ約7㎜のスズランの様な壺形で先が浅く5裂。
花色は白色が普通、稀にピンクのものも見られる由。
雄蕊は10個。葯に刺状の2個の突起がある。
蒴果は直径5~6㎜の扁球形で上向き。秋に褐色になり翌春まで残る。
種子は長さ2~2.5㎜、稜のある不定形。
Pieris japonica f. rosea Makino ベニバナアセビ((ウスベニアセビ)。
淡紅色花でアケボノアセビ(曙馬酔木)とも呼ばれ花期2~4月。果期9~10月。
「令和陸年(皇紀2684年)2月28日、記」