《 近間で見ゆる“早秋の花” 》
ハゼラン(爆蘭);
全体無毛、茎は円柱形でまばらに分岐、花序を含めて高さ80cm程。
葉は先の尖った倒卵形、やや多肉質で全縁、近接して互生する。
葉は卵形でつやがあるって、地面に近いところにだけある。
茎の上部に細かく分岐した円錐形の花序を出す。
花弁は5枚、赤色~淡紅色、まれに橙黄色、長さ3~6㎜。
萼片は早落性、長さ2.5~4㎜。雄蕊15~20個程度。柱頭3裂。
花柄は長さ20㎜くらい。果実(蒴果)は直径3~5㎜で3稜ある球形。
熟すと3裂する。種子は黒色、長さ約0.8㎜のゆがんだ円盤形。
初秋前後、赤色の花(花弁は5枚)を線香花火のようにつける。瀟洒だ。
名前の由来は、はぜる(はじける!)ように美しい花をつけることから。
午後3時ごろから咲くのでサンジソウ(三時草)とも呼ばれている。
「令和伍年(皇紀2683年)9月10日、記」