ミヤマダイコンソウ(深山大根草) ;
ミヤマダイコンソウは,高山の岩場で見れる。夏山シーズン初めに黄色の花がつく。
ミヤマダイコンソウはダイコンソウの仲間で、根生葉に特徴がある。
一見切れ込んだ円形の葉に見えるが、正確には複葉の頂小葉で柄に小さな側小葉がある。
高山の黄色い花で同様な特徴を持った花はない。似た花のミヤマキンバイは、葉が3小葉。
ミヤマダイコンソウの特徴は根生葉の側小葉だが、茎葉が小さく柄がなく茎を抱く事。
花茎は細長く伸び上部でまばらに枝を分け、直径2cm程の鮮黄色5弁花を2~3枚つける。
花弁は、円形~広倒卵形で先は少しへこむ。雄蕊と雌蕊は多数。
子房に粗い毛があり、花柱は関節がなくてダイコンソウの様に曲がらず、花後に伸びる。
萼片は披針形で5枚、斜開して花後も反曲しない。萼片間の副萼片は萼片より短い線形。
令和参年(皇紀2681年)9月10日、記」