カジイチゴ(梶苺);
キイチゴ仲間の中で最も大きく人の背丈より大きくなる樹も見受ける。
カジノキの葉に似るので名前が付いた、が苺とあるように食べられ甘く美味。
カジイチゴは関東以西の太平洋側海岸付近に自生しており群落も見受ける。
桜の季節に直径3~4㎝の白い花が上向きにつく。例年3月4週頃に咲く。
新茎や新枝には軟毛、腺毛があり、後に無毛となり、普通、刺はない。
葉は互生、長さ幅とも10㎝前後、厚みがあり掌状に3~7裂(5裂が多い)し縁は重鋸歯。
よく似ているモミジイチゴの枝には棘があり見分けやすい。春の芽吹きは早く新緑が綺麗。
花は、冬芽からのびた枝の先に、集散花序が出て白い花を上向きに3~5個付ける。
花期が長くモミジイチゴ等との交雑種も多い。伊豆爪木崎の自生カジイチゴは圧巻だ。
「令和参年(皇紀2681年)3月30日、記」