《 緑・気・浴(32)“座間-谷戸山の夏”❖20-82❖》

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谷戸山からの遠望(丹沢山地・大... 谷戸山からの遠望(丹沢山地・大山)、暑く夏山を登った昔を思い出す。
メハジキ(目弾き)      ... メハジキ(目弾き)        シソ科《Lamiaceae (Labiatae)》
学名:Leonurus japonicus Houtt.
Leonurus artemisia (Lour.) S. Y. Hu
別名: ヤクモソウ(益母草)
《 緑・気・浴(32)“座間-...
ヒヨドリバナ(鵯花)  キク科... ヒヨドリバナ(鵯花)  キク科 (Asteraceae)
学名:Eupatorium chinense var. oppositifolium
Eupatorium makinoi T.Kawahara et Yahara
クズ(葛)     マメ科(F... クズ(葛)     マメ科(Fabaceae)
学名:Pueraria lobata (Willd.) Ohwi
《“里山には、コロナは、いない!?!❖2020/08/29❖》

メハジキ(目弾き);
国土のあちこちで見られる草。益母草(やくもそう)と呼ばれる漢方薬でもしられる。
茎は、弾力があり折れにくく、瞼にはさみ目を開かせ遊んだので、目弾きと名付いた。
道ばたや荒れ地で見られる草だが茎は、直立、高さ2m近くにもなる。
根出葉は卵心形で長い柄があり、鈍鋸歯または鈍い欠刻がり花時には枯れる。
葉は、表面には白毛が 点在、裏面は、密生している。
下部の茎葉には葉柄があって3深裂〜全裂している。基部は広いくさび形をしており、
裂片はさらに分裂して終裂片は線状披針形、鋭頭または鋭尖頭。
上部の葉はしだいに小形化し無柄、卵形〜披針形、最上部では倒披針形で分裂しない。
花は上部の葉腋に3~5個の花で花序を茎の周りに集めて段状につく。
萼は、先は5裂し鋭く尖る。萼の基部に刺針状の短い小苞がある。
花冠は長さ10㎜前後の2唇形で紅紫色。上唇の背面には白毛がある。

ヒヨドリバナ(鵯花);
ひよどり(鵯)の鳴く頃に咲くというのが名前の由来だが、実際には鵯は一年中鳴く!!
仲間にヨツバヒヨドリ(葉が2枚の対性)とか サワヒヨドリ 、 ハマサワヒヨドリ がある。
又、無融合生殖をおこない草原に普通に見え、全体が大きいもの、
高さ1m前後、花冠長さ5mm位、冠毛長5mm位、葉は、淡緑色で分裂しないもの、
この種をオオヒヨドリバナ(大鵯花;var. oppositifolium)という由。
他方、有性生殖をおこない山地の林床や林縁に生えている全体的に小型種、
高さ50cm前後、花冠長さ3mm前後、冠毛長4mm前後で葉が濃緑色のもの。
この種のものをキクバヒヨドリ(菊葉鵯花;var. makinoi)という。
一般的、広義にこれらを総じてヒヨドリバナと称している。
茎には曲った毛が密生し、林縁では茎が傾いたり、曲ったりすることが多い。
葉は対生、長さ15㎝前後の卵状長楕円形で不揃いの鋸歯縁がある。
葉は、普通3裂しないが、フジバカマのように3裂することもあり色々。
散房状に筒状の頭花を多数つけ、頭花の小花は5個。総苞片は覆瓦状で2列。
ヒヨドリバナは変異が多く、らしく見えるもの総てを一括りに呼んでもOKか。


クズ(葛);
クズの根からとるデンプンはかつて葛湯や葛粉、根は葛根湯として薬用に用いていた。
邪魔者あつかいされているクズだが、褐色になる直前の黄い葉は、見ごたえがある。
クズは、秋の七草の一つ。山野に普通に見られ、かつすごい繁殖力である。
葉は、3小葉で葉の裏には白毛が密生するが、毛の量は色々で殆ど無いものも見られる。
茎は長く伸び、太くなると木質化してくる。茎にも褐色の開出毛が密生する。
花は、葉脇から上に伸ばし、8月中頃に総状花序に密生して紫赤色の花を付ける。
なんとも可憐な花である。花の香りも良い。ブドウのような甘い香りが漂う。
この香りで花粉を運んでくれる蜂等を呼び寄せているのだろう。
今や厄介物とされるクズだが、往古の人々には、秋から冬の葉色に感心があったようだ。
万葉の歌人、古今集、後撰集、山家集、新古今集、花を詠ったものは少ない。
風に靡く葉、晩秋に色づく葉を詠っているものがほとんどであった。
今では、そんな風情は殆ど見られない。葉を見る前にさっぱりと刈られてしまう。
里山を散歩していて思うことである。それでも草々は、強く強く毎年姿を見せる。

※   ※   ※   ※    ※   ※   ※
『 時  節  感 』
昨年、メハジキの存在を教えて頂く。今年も猛暑だったが、再訪してみた。
暑さ故かもしれないが、訪れている人は、少ない、と感じた。
観察者には、好都合。じっくりと観察しても邪魔にならないのだから。。。!
今年は、メハジキ(目弾き) の開花が早かったようだ。
花によく集まってくると聞いた“ハラアカヤドリハキリバチ”が、見えなかった。
蜜を吸いに集まると聞いた“赤い蜂”、いないのは花期が過ぎていた証か。

植物の気候的変動もあるが、社会でも激変が起こった。
9月も半ば過ぎ、気候も政治も熱いが“新型コロナウイルス”も変だ!?!
真摯に検証しているだろうが、思慮ある政権より発表・報道をしてほしく思う。
冷静に現状を分析、方向性を示す、国・自治体からの報道が偏っている。
感染者の数値だけを報道して危機を煽っているだけではないか??
街中等に出掛けてみると、ウイルス危険度はどれほどか??と感じる。
2月頃、医師・専門家の言、コロナ恐れに足らず、は正しかった。

話は変って先日、石狩市に「樋口季一朗記念館」が開館したとの報道を見た。
今や忘れ去られた偉人。 ナチスの迫害から多くのユダヤ人を救出した旧陸軍人。
樋口季一郎中将(1888~1970年)の功績だが、ご存知だろうか??
樋口中将はハルビン特務機関長だった昭和13(1938)年に、
ナチスに追われ逃れてきたユダヤ難民を満州国に入る、脱出ルートを開いた偉人。
救出した人数は2万人等と言われている。報道に「もう一人の杉原」と呼ばれていた??
色々と資料を見聞していたことを思うと、外交官の杉原千畝(ちうね)以上の偉人に映る。
先の大戦の終戦当時、千島列島のシュムシュ島(占守島)や樺太で、
旧ソ連軍との自衛戦闘を司令指揮し、「北海道への侵攻を阻止した」軍人であった。
斯様な史実を語り繋げれるべきと思う。教育の場でも北方領土の史実を明記すべきだ。
産経新聞の報道を読んでいて、今ひとつ余り報道されていない展示館を思い出した。
領土・主権展示館(National Museum of Territory and Sovereignty)である。
竹島および尖閣諸島、北方領土等の領有権問題に関する博物館である。
日本国政府の内閣官房領土・主権対策企画調整室により2018年1月25日に開設。
東京の虎ノ門に開設された展示館。もっと宣伝して一般人も訪れて然るべき場所である。
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