《時節・_・襍感⇔可愛い湿地花》
ユリワサビ(百合山葵) アブラナ科(Brassicaceae/Cruciferae)
学名:Eutrema tenue (Miq.) Makino
別名: ハナワサビ
雪解けの頃、山間部の湿原に見られる。下山途中でみつけ里に持ち帰った。
山菜として、おひたしなどで食べた。独特の風味(辛味)があり結構、美味しい。
根茎は、あまり発達しないのでワサビの代わりにはならない。
ワサビに似た葉と花姿、根に小さなユリのような球根ができ、ユリワサビとなった由。
ユリの名は、葉が枯れたあと柄の付け根の部分がユリの根のようになることに由。
根茎は、ワサビのように太くならない。根生葉は直径3cm前後の円形で、基部は心形。
葉縁は波状の鋸歯があり、長柄がある。茎葉は互生し、上部ほど小型で、長卵形。
花は総状花序につき、直径約1㎝の白色4弁花、萼片4個。雄しべは6個。
ユリワサビに近似のオオユリワサビは、ユリワサビより大型で根茎が太い。
「2019/03/05泉の森」