《時節・_・襍感⇔見過ごすほどに小さい花”》
ウシハコベ(牛繁縷);
ハコベやミドリハコベとの違いは、ハコベの雌しべは3つに分かれているが、
ウシハコベは5つ。とは申せ実際に肉眼では見分ける事が難しい程に小さい。
ハコベより大形というのが名前の由来、道端、畑や草原等々何処にでも見れる野草で食用でもある。
茎はよく分枝して下部は地につき、上部は立ち上がって高さ50cmに達する場合もある。
茎の片側に1列の縮れた毛が生え、茎上部には軟らかいちじれた毛と腺毛がある。
葉は卵形、鋭頭または鋭尖頭、上部の葉は茎を抱き葉脈が深く波打ち下部のものは小さく柄がある。
萼片は花弁に比べ少し短い程度が普通であり、白毛と腺毛が生える。
花は白色の5弁花、花弁が基部まで深裂し、10弁に見える。花柱は5個あることが特徴である。
雄しべは10個。種子は長さ1.0~1.1mmのやや楕円の厚い円盤形で、全体に低い突起がある。
花は、普通4~6月に多いが、今年は既に咲いている。年間を通して咲いているかもしれない。
とにもかくにも小さすぎ目立たない花だ。ルーペが必要、それ故、必死に観察するのである。
※この小さな花を眺めると“躙口”とか“長閑”という言葉が脳裏を過ぎった ※
「2019/01/14・泉の森」