“里山で見かけた野の野菜花”《襍感・/・点描18-74》


《時節感慨・・呟記・・“晩秋・・野の野菜花!!”》

ノラボウナ(野良坊菜);
のらぼう菜は、アブラナ科アブラナ属で東京都西多摩地方(あきる野市、青梅市等)、
埼玉県飯能市・埼玉県比企郡小川町付近で多く栽培されている野菜。
江戸時代初期には、すでにそれらの各地で栽培されていたと伝えられる。
耐寒性に優れた野菜で、天明の大飢饉(1782年 - 1788年)、
天保の大飢饉(1833年 - 1839年)では人々を飢餓から救ったと記録が残る。
かき菜などの「なばな」と同系統だがのらぼう菜は耐寒性に特に優れている上、
花茎を折ってもまた次の脇芽を何度も出す旺盛な生命力を持った品種でもある。
江戸時代後期の1767年(明和4年)9月、関東郡代が地元の名主に命じて、
のらぼう菜の種子を江戸近郊の12の村々に配布した記録も残っている。
あきる野市の子生神社(こやすじんじゃ)には、この事績を記念して
「野良坊菜之碑」が1977年(昭和52年)に建立された。
秋まき地野菜。畑ののらぼう(中心の最初のトウを収穫した直後の草姿)。
トウ立ちを摘んでおひたしや和え物に。太い茎の部分が最もおいしい由。
寒さの中でよく成長し春彼岸の頃から出るトウ立ちを折り取り収穫する。            
柔らかい花茎にはほのかな甘味があり、他の菜花類のような苦味やクセがない。
茎立ち菜、トウ菜などと呼ばれる花茎を食べる野菜は、万葉の昔から各地で見られた。
こののらぼう菜は、他のアブラナ科野菜とは交配できない由。
自分の雄しべの花粉で雌しべが受粉してしまうため、雑種ができにくいとか。                     
今、危惧されている遺伝子組み換えにも対応しない。花粉汚染にも染まらないってことである。
「のらぼう」が、日本の伝統ナッパのエースとして脚光を浴びる日が来るかもしれない由。
アントシアン色素によって葉軸が薄赤く発色する株と全く発色せず緑色だけの株がある。
交雑しない植物、雑種化したわけでなく、それぞれ育った地域の寒さに適応し変化したのか??
植物の糖分は寒さの刺激で蓄積され、一般に赤味の増している「のらぼう」のほうが甘味も強い。
しかし、鮮緑色の野菜を好む人も多いから、どちらが良いのかは一概には言えない。    
自家採種を繰り返してオリジナルの「のらぼう」を創れるのだそうだ。野菜も面白く楽しい。
以上、色々な記事より抜粋した。普段お目にかからないが、食してみたい。
「2018・11・29大和市ふれあいの森」



#植物

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