“初見・紫陽花!?!”《襍驚・/・拈華微笑55》

ヤマアジサイ(サワアジサイ) ... ヤマアジサイ(サワアジサイ) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea “sakura”
ヤマアジサイ系交配品種の「SAKURA」
アスペラ・ストリゴサ(ヒマラヤ... アスペラ・ストリゴサ(ヒマラヤタマアジサイ系・園芸種)
学名:Hydrangea aspera(H.strigosa)
生き残った萼片
ヨウラクタマアジサイ(瓔珞玉紫... ヨウラクタマアジサイ(瓔珞玉紫陽花。ラセイタタマアジサイ系)
学名:Hydrangea involucrata v. multiplex(nakai)
ヨウラクタマアジサイ・・拡大画... ヨウラクタマアジサイ・・拡大画像
ヨウラクタマアジサイの葉・・大... ヨウラクタマアジサイの葉・・大きいたて30センチはゆうにある。

「アジサイ・アスペラ・ストリゴサ」(ヒマヤラタマアジサイ)
装飾花は白、両性花は藤桃。ガク咲き。中国ヒマラヤ産。
英米仏等の分類では、葉が大きく広いフェルト状のものを単にアスペラとし、
ストリーゴーザを葉の細い秋咲き種としている。
*  *  *  *  *  *
「タマアジサイ」
山アジサイ同様日本各地の山で見られるアジサイ。
その名の通り、開花前の花が苞とよばれるもので覆われ、
シャクヤクのような玉状の蕾を見せる。葉は大きく、ざらつきがある。
急激な環境変化に弱い。日陰から日向へ移植したりするとすぐに葉焼けする。
花期は他のアジサイより遅く、気候・環境にもよるが8月くらいに咲く。
自生しているものは白花で一重咲きが普通だが、
八重咲きや緑花のものなども発見され、それらは園芸品種になっている。
タマアジサイは福岡県から岐阜県辺りと伊豆七島に自生分布している。
蕾が球形をしているのでタマアジサイと命名された由。
蕾が、卵形の苞葉に包まれ苞葉が大きくなると苞葉が脱落、中から花が出てくる。
*  *  *  *  *  *
ヨウラクタマアジサイ(瓔珞玉紫陽花)、ラセイタタマアジサイ系。
半てまり咲きで7月~11月頃まで咲き、色の変化が美しい。東京都伊豆大島産。
両性花を欠き全てが萼を重弁状に付けた白い装飾花、散房(又は密穂状)花序に咲く。
葉の表面は硬い毛が密集し、特に裏側は猫の舌のようにざらざらしている。
瓔珞(ようらく)とは、仏像の装身具や寺の天井からぶら下がっている装飾品を言う。
それに見立てた命名のようだ。
種小名のインボルクラタは「総苞のある」という意味。
球状の蕾をもつ植物によくつけられる名前。
変種名ムルチプレクスは「多重の」という意味で、
萼(花びら)が何重にも重なっていることを指す。
このヨウラクタマアジサイは、パカッ!と割れた感じで開花が始まる。
それ故、クスダマノキとも呼ばれる。アナベル、ピラミッドアジサイの近縁種。
蕾から開花まで時間がかかるアジサイ。耐寒性もやや低め。
咲き進むと花弁が垂れ下がり、一般的なガクアジサイとも違う雰囲気を醸し出す。
花弁は数か月で白色からライムグリーン、と変化に富むアジサイ。

※   ※   ※   ※   ※   ※
12月6日、麻溝公園を散策し始めると、ヤマアジサイ系交配種らしい「SAKURA」を見かけた。
玉紫陽花系なら未だ咲いているだろうが!?!でも時々、息の長いのが居るから楽しめる。
少し先に行くと、玉紫陽花園芸種(アスペラ・ストリゴサ)が一輪だけ顔を見せてくれた。
花探しは、此のくらいにして、と展望塔に上がってみると黄葉・紅葉の樹々が眼下に広がる。
此の周辺は、旧陸軍の練兵場だった由。戦後米軍も使用していた、それ故に緑が濃い。
この日は、晴れていたが訪れた時は薄っすらと雲がかかっていて樹々の色は映えなかった。
麻溝公園(市立)と隣り合わせに相模原公園(県立)があるが散策者には一つの公園と感じる。
大きな歩道橋で隣接されている相模原公園、雑木林を整備してるといった趣がある。
そんな林の中を歩いていて、初見の植物に出会った。どことなくアジサイ!?!
だが葉がでかい!!30センチ位。帰宅して、花の形状等で調べたが手持ちの資料では???
再度、12日に訪ねてみた。公園管理事務所で聞こうと。
仔細・名称は、専門家不在でわからなかったが、見当は付いた。やっぱりアジサイ!!
隣の麻溝公園は、紫陽花畑を整備している。こちらも散策路に紫陽花を植裁したのか。
崖地のような場所に・・・植裁するならタマアジサイが似合うか。。。?
昨夜、父が撮った古いモノクロ写真に同じような花が箱根山中での記録としてノートされていた。
花の形状からすると「ヨウラクタマアジサイ」のようだ。
花の形状が、徐々に変化していくのだ!! 一般的には開花初期の形状しか載っていない。
数年前から、自生紫陽花を追いかけているが、春から初冬まで観察しないと・・・反省。
此の花のことが頭の中で??? 綺麗な景観を楽しむどころか・・・脳裏にも甦らない。
漸く落ち着けた。それにしてももう師走だ。気候異変なのか? 植物の生態は奥が深い。

相模原市には、今一か所、相模原北公園がある。
やはり雑木林を利用した植物園のような雰囲気を持つ県立公園で紫陽花植裁が素晴らしい。

久しぶりに我が家にある資料をつぶさに見て漸く花名を特定できたが、、、。
麻溝公園発刊の紫陽花資料集の中に画像と同じような花が写っていた。
懸命に調べて漸く。。。!?!紫陽花に力を入れてる麻溝公園資料に出ていた。。。!
勉強不足、思慮が足りないことを痛感した。
※   ※   ※   ※   ※   ※


「相模原市麻溝公園・相模原公園」
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去年の夏初めてヤマジサイと言うのを知ったのですが、清楚な種類の草木で 興味を持ちました。
投稿日 2015-12-16 09:50

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おはようございます、ペガサスさん。

ヤマアジサイの種類もたくさんありすぎて覚えるのが大変です。
「香川県・青峰山麓(場所がわかりませんが高松辺りか??)」に「青峰の乙女」なる品種があると紫陽花会報誌に以前記録がありました。

淡青色剣弁で一重額縁咲き、両性花に花弁と雄蕊はない・・乙女咲きタイプ。

画像が無く、記録表示ですので如何なる姿か、実物を拝見したいものです。
投稿日 2015-12-17 03:16

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ヨウラクタマアジサイからは、沸き立つ生命力を感じました。
投稿日 2015-12-16 16:21

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おはようございます、moonさん。

ヨウラクタマアジサイ、夏に見たことはありましたが、ここまで多弁に重なっておりませず、成長すると凄い迫力になるって知りませんでした。

伊豆大島、噴火で自生地が如何になっておりますか??原種をみたくなります。
出会った時は、驚きました。
後で種類が分かった時、観察そして知識不足を痛感した次第。
爺にはよい刺激ですm(._.)m(^з^)。
投稿日 2015-12-17 03:25

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