“櫨の木”《襍紅葉 ・/・古往今来234》

2014/11/10(ホテルの吹き抜け2階大窓よりの眺め)

ハゼノキ(櫨の木) ウルシ科(Anacardiaceae)
学名:Rhus succedanea L;Toxicodendron succedaneum
別名: リュウキュウハゼ、ハゼ、ロウノキ、トウハゼ

緑と赤がまざりあうハゼノキの紅葉。
ウルシ科の仲間、紅葉の鮮やかさ・かぶれることが先ず話題にされる。
夏にかわいい花をさかせるが、意外と見た記憶のある人は少ない。
ハゼノキの実から木蝋(もくろう)を取り、和蝋燭が作られる。
琉球櫨の名前は、蝋燭作り技術が室町時代に中国から琉球を経て伝わったを意味する。
葉の形や紅葉もヤマハゼやナナカマドと酷似している。
だが、ハゼの仲間はウルシ科、さわるとかぶれる恐れもある。
木々の紅葉の中で最も早く紅葉し人目を引く木だ。
核果からロウを採る和蝋燭の油、それ故、栽培され拡がったらしい。
樹皮は滑らかで灰褐色、小さな皮目が多い。
万葉集や古事記では「はじゆみ」と呼ばれ、この材で弓を作った由。
また真言密教では、春の甲子の日にこの木を切って護摩を焚く木にした。
心材は深黄色で美しいため装飾材や寄せ木細工に使われる。
黄櫨染などに使われた黄櫨はヤマハゼと言われている。
葉は奇数羽状複葉で互生、小葉は4~6対で披針形。
両面ともに無毛で、裏面は緑白色。縁は全縁。
ヤマハゼと見分けが難しい。が、ヤマハゼは両面に短毛がある。
核果は扁球形で無毛、光沢がある。晩秋に枝先の円錐花序に沢山の実が成る。
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画像は、お気に入りの“Petit Hotel Grandvert”2階よりの眺め。
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11月21日誌「伊豆・大室山麓2014・11・10」


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