ずいぶんと昔、宮ヶ瀬湖が建設開始された頃、
幸運にも自生の熊谷草を移植出来る機会を持った。
建設する人造湖の湖底になってしまう群落地。
関係官庁に許可をもらい、土壌と共に持ち帰った。
当時、僕は、異国と往復してたことから・・・親に託した。
数年後、狭い庭に沢山増えていき、
友達に株分けしたと聞いていた。あれから数十年も立つ。
母が他界した時、かつての同好の士にさし上げて、
今やわが家には残っていない。
そんな両親の花仲間が、花共々健在な事を知る。
驚くことによく訪れる「農家食堂ご夫妻!!」の知り合いだった。
訪ねて初めてわかったのだが。。。
昔話、両親の思い出話を沢山してくださった。
目の前の花達、ルーツは丹沢山地・煤ヶ谷である。
クマガイソウ(熊谷草) ラン科(Orchidaceae)
学名:Cypripedium japonicum Thunb. ex Murray
英名:Japanese lady's slipper
別名:ホロカケソウ(母衣掛け草)
自然分布:北海道・本州・四国・九州(大隈半島まで)
絶滅危惧?類 (VU)
クマガイソウ;かつては、身近な都市緑地に普通に見られた。
が、乱獲等でめったにお目に掛かれない。
山地にあっても山野草ブームで次々と自生地から姿を消している(乱獲盗掘)。
環境省版レッドデータリストでは、100年後に絶滅する確率が10%以上あるとされている。
源平合戦の勇者、熊谷次郎直実が背負った母衣(ほろ)が袋状の唇弁に似ているのが名の由来。
同属仲間の アツモリソウは、平家方の平敦盛にちなむ。
大群落、整然としてるやに見える。
花が、何故か同じ方向を向いているは何故??
「らん」のなかでは最も大きな花を咲かせる。
5月07日誌「筑波市5/07」
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