【民主主義】
7月
5日
Twitter上では、日頃から投票には行かない派の人たちに向けられた、アンケートがありました。
それは「ネット投票できるなら、投票するか?」というものでした。
このアンケートには、855,370名が答え、うち50%が「する」と答えました。
…ということは、ネット投票が実現すれば、427,685票が動くということ。このアンケートに答えていない人も含めたら、もっとですね。
これは考えてみたら、非常に面白いです。
何故かというと、ネット投票は気軽にできてしまうぶん、あまり政治について詳しくない人や、よく考えもせずにノリで候補者を選ぶ人が必ず含まれると予想されるからです。
これを、第1波と仮定します。
そして政治家も国民も予想外だった人物が選出されてしまうという、珍事が起こった場合に…
第2波として、一時的にとても不安定な政治が行われ、私たちの生活にリアルな影響が次々と出てきます。
ここで、一票の重さを実感する層が、新たに誕生します。
第3波は、民主主義とはどういうことか。
一部の人を除き、民衆の意識が変わり、自分事として考え出します。
いわゆる平和ボケ・思考停止状態からの脱出です。
わたしは個人的に、この第3波が楽しみです。
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支持政党がない・応援したい人がいない場合、それを明記してから投票しないと、最有力候補を消極的に支持したことと同等に扱われること、義務教育では教えてくれません。
棄権や白紙投票のもつ意味には、個人で調べるか、特定の学部へ進学しなければ辿り着けない仕組みになっています。
どうやらこの国では、政治の話しはタブーという空気がありますが…
本来、未来について対話することって、とても楽しいテーマのはず。お堅いムードでビクビクしながら話すものではなく、極端に言えば煎餅をかじりながら話したっていい(笑)
日常生活に密接した内容のはずなのです。
それなのに、蓋をしてしまう、目を逸らしてしまう、耳を塞いでしまう…という不思議。
誰に投票したのか、それは何故か。
フランクに話せる風潮に、選挙権を得たあの日からずぅーーーーっと、憧れています。
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いろんな見方があり、ひとりひとり大切にしていることは違って当然なのだと思えば、気楽です。
認め合うマインドがあってこそ、有意義で楽しい時間が得られるのかもしれません。
冷静に対話が進めば、そこには面白い質問が生まれていきます。
互いの間にある、誤解や偏見を修正していくことができ、自分も知らない自分に気づかされることがあったり。
だから、予めマナーの守れる者同士の会話の中には、楽しい発見がいっぱいです。
人間の脳は一次感情が解消されないままでいると、二次感情(怒りなど)が現れてしまうので、先ずは相手の気持ちをよく聴くことで真意がわかり、対話が円滑に進んでいきます。
なんだ、そういう事情があって、そういう行動につながったんだね…と。背景を知ろうとすることが、すごく大切です。
話しが少し、脱線しましたが…
自由と責任の関係を理解していれば、選択肢が数多あり、己の頭を使えるということ自体が、どれだけ有り難いことなのかを実感できると思います。
国民の意識が高まれば、ひとりひとりの一票の尊厳も、同時に守られていくのだろう…と、感じています^^
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これは余談ですが…
もしもタイムマシンがあって過去に行けるなら、わたしは飛鳥時代に行ってみたいです。
それまでの原始的な生活から、いよいよ国家・社会が誕生した分岐点…
そこに、さまざまな可能性を感じるから^^
推古天皇〜持統天皇までに築かれた飛鳥・白鳳文化や、聖徳太子のカリスマ政治も興味深いです。
昔は国民に投票権なんてないので、世の中を変えたいならば己が身を呈して出世するしかなかった。
言葉通り、命(生活)をかけて事に臨んでいたんじゃないかな。
…と、妄想は膨らむばかりです^^