書籍名~ < 震災復興に挑むキリンの現場力 > 著者~ ソーシャルイノベーション研究会・・ よりよい社会のために生み出される新しい仕組みと、 それによって変化する世界を調査・研究するグループ。 < 日本財団とクリエイティブディレクター佐藤可士和 >さんを中心に構成され、<研究テーマごとに >各ジャンルの専門家を交えながら、ソーシャルイノベーションの今とこれからを見つめています。 出版者~ 日経BPコンサルテイング 小生は <ソーシャル・イノベーション >という言葉を知らなかった。 日本語にすると社会変革となる <定義>づけにするとは・・社会問題に対する革新的な解決法であり・・既存の解決法より < 効果的・効率的かつ持続可能であり、創出される価値が社会全体にもたらされるもののことである。 本書で紹介された事例は、< キリンビールグループと日本財団 >による * <復興応援 キリン絆プロジェクト>水産業支援。 復興応援 キリン絆プロジェクトを通じて・・ 我々も少しずつCSVの何たるかが見えてきた気がしています。 社会貢献活動も事業も同じ。現場を見なければわからない・・ (キリン株式会社 CSV本部 CSV推進部 絆づくり推進室・野田哲也室長)の話では・・< CSV >とは現場力だなと。 20117年7月キリングループは3年間で60億円を拠出する <復興応援~キリン絆プロジェクト>を、始動した。 <テーマ>は3つの幹からなっている。 * 農業・水産業の復興を支援する < 地域食文化・食産業の復興支援 > * 被災した農業高校生への奨学金支給・・子どもたちに学びの機会を提供する< 子供の笑顔づくり支援 > *サッカー教室の開催などで子どもたちの日々の活力を支援する < 心と体の元気サポート >だ。 グループは公正性を保つために個人の生産者に対する支援はしない・・各地の <漁協や漁連 >を通じて支援を行うことを原則とした。 しかし < 漁協や漁連 >との事実上の付き合いもなく < キーパーソン >に会えず苦戦した。 そこでメンバーが打開策を検討し出てきたのが < 日本財団 >だった. < 日本財団は競艇の収益 >で運営されている <公益財団法人>です・・ 世界117ケ国で社会貢献運動・・ハンセン病支援・・食糧問題・・スポーツ他幅広い分野で支援活動をしている。 協業を打診された<日本財団>は自らの理念と合致すると判断して<キリン絆プロジェクト>が始まった。 * 漁師の味わいをそのまま全国へ・・ * 旨みがます魔法の凍結システム.・・ * 漁師のおつまみ研究所設立・・ * 地域ブランドの立ち上げ * 水産物の中華まんじゅうを釜石の名物に・・ <生産者>が、直売したり・・主導権を握って販売ルートの確立等・・生産性の上がる取り組みが数多く紹介されていました。 小生も職業柄・・数多くの < 交渉業務 >をしてきました・・ 心がけてきたのは・・誰が < キーパーソン >なのか??を、一が早く的確に判断することが必要です・・ 勘違いして多くの時間と費用を無駄に使い・・無為の結果に終わった時の無念は言葉では表現できません・・