5月
16日,
2022年
仕事と余暇の境:「リラックスする時間が無くなる?」
今朝の日経新聞に、こんなコラム記事を見つけた。
「曖昧になる仕事と余暇の境」
コロナ下でいわゆる「働き方」が大きく変化した。
「余暇に仕事を組み入れる」スタイルや人たち。そしてその逆に
「仕事に余暇の要素を含める」企業。
オフィスから解放され、パソコン一台でいつでも、どこでも仕事が出来る環境が整備されつつある。
一方、「ワーケーション」なる言葉も創られ、余暇に仕事が組み込まれる動きもある。
このように、「オンとオフとの融合」が急ピッチに進んでいるのだが、その結果、
完全にリラックスする時間と場所がなくなる恐れがある。
ゆったり小説でも読もうか、と入ったコーヒーショップ。隣席で一心不乱にパソコンを叩くビジネスマン。
「あ、そういえばこんなアプローチもあるな!」
開いた小説をすぐさま閉じて、私もパソコンを開いて、思い付いた企画を忘れないうちに、一心不乱にメモをする。
「同調圧力を感じた訳ではない。人は人、自分は自分。自由な働き方を選んでいるだけだ!」
少し言い訳じみた言葉を自らに投げる。
しかし、もしこの場所がリゾート施設内のプールサイドに寝転がっていたら、どうだろうか? 突然パソコンを開いて企画書を書き始めるだろうか?
私は今年、独立して4年目。自由な働き方を選んで、ここまで突っ走ってきた。そこそこ結果も出つつある。しかし、たまに妻から、
「あなた、いつ休みを取っているの?いつも仕事モードのように見えるけど!」
反論の言葉がない。「お客様の都合」という伝家の宝刀の言葉で、余暇のための時間を放棄している自分に気付く。
この朝刊コラムの結びにあるように
『純粋に余暇を楽しむことは忘れずにいたい』
妻の方を向き直って私は
「そうだね、じゃあ―今年の夏は、久しぶりに自然の中でのんびりしようか?」
隣にいる妻が、少し引きつった笑みをこちらに投げた。
何としてでも実現させなければ!また噓つきの汚名を着せられる。
「でも、こんな気持ちじゃ、仕事モードだな?」
夏休みの計画を、自ら企画しようと心に決めた!
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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