2月
13日,
2022年
コーチングクラスでの「学び直し」で気付くこと(5)
今年の漢字一字は
「原(源)」
文字通り原点に返る、源を再確認する。
ということで、以前通った銀座コーチングスクールのクラスを「再受講」しています。
私は講師として「教える立場」でコーチングに関わった経験はあります。ここで改めて
「コーチング」とは何か?
真髄に迫ろうと考えての学び直し、です。
昨日に引き続き、今日のクラスで気付いたことを、いくつかお伝えします。
1.「コーチ・プロフィール」は誰のもの?
2.「目標設定」は2ステップで!
3.忘れがちなコーチングの基本スキル
4.チーム・コーチング
1.「コーチ・プロフィール」は誰のもの?
(1)プロコーチになって最初の作業の一つに「コーチ・プロフィール」作りがある。
文字通り、コーチ自身を自分で売り込むためのツールである。しかしここで「売り込む」という言葉に引っかかってはいけない!
(2)プロフィールはコーチ自身のためのようだが、実はそうでは無い。お客様のためのもの。この視点がとても重要。
(3)自分が何か商品やサービスを購入する際のことを思い出して欲しい。「売らんかな」の宣伝やセールスマンを皆さんはどう感じるだろうか?
こう考えるとプロフィールをどういうトーンで記述すべきか、自ずと答えが出る。
2.「目標設定」は2ステップで!
(1)GROWモデルやGCS開発の「コーチング・ストラクチャー」。つまりこれはコーチング・セッションを進める上での「型」である。
(2)このストラクチャーを構成している「目標設定」の部分。これはセッションの中でも最重要なパート。この目標設定のパートをよーく見てみると実は、2ステップの構成になっている。
(3)日常会話の中で、いきなり「あなたの人生の目的は何ですか?」と訊かれたら、どう感じるだろうか?プロコーチは、こういう過ちを実は犯しがちなのである。
(4)投げかけた問い自体は重要で、意味のあるものだが、問題はその問いをするタイミングだ。
つまり上記のコーチング・ストラクチャーでは、クライアントが目標設定をしやすくするために、問い掛けを2段階に分けているのだ。つまり最初の問いは軽いタッチで、答えやすい問いから始める。
(5)そして二回目は「改めてお訊きしますが.....」とおもむろに、本丸に切り込んでいく。
3.忘れがちなコーチングの基本スキル
誰でも得意なスキル・やりやすい手法、とそうでないものがある。私にももちろん多数ある。今日のクラスで他の方々のセッションを拝見させて頂き、改めて私が忘れがちではあるが大切なスキルに気が付いた
(1)クライアントのキーワードを拾って深掘りする(定義・想いの言語化))
(2)フィードバックをしてから、クライアントへ振り戻して、感想を訊く
(3)クライアントの過去の成功体験を訊く
4.チーム・コーチング
最近流行の「チーム・コーチング」。ICF(国際コーチング連盟)もこれまで一対一の「パーソナルセッション」をコーチングとしてきた。
しかし昨今の社会動向やビジネス社会からの要請も踏まえ「チーム・コーチング」をもコーチングの範疇に加えてきたようだ。
ICFやICFJ(国際コーチング連盟日本支部)でも、これに関わる資料も充実してきた。今後はこの分野に関しても理解、そして展開する必要がある。更に深めて行きたい。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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